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“酒気帯び運転で信号待ちの車に追突”か 書類送検された久留米市職員を懲戒免職処分

飲酒運転で追突事故を起こし、追突した相手にけがをさせたとして、久留米市の20代の男性職員が書類送検され、市は27日、この男性職員を懲戒免職処分としました。

同僚と飲酒後に車で帰宅…信号待ちの車に追突

 

27日付けで懲戒免職となったのは久留米市下水道整備課に勤める20代の男性職員です。久留米市の発表によりますと、男性職員は先月7日、久留米市内の飲食店で職場の同僚との親睦会に参加し飲酒したにもかかわらず、自分の車を運転して帰宅し、途中で信号待ちの車に追突する事故を起こしたということです。この事故で、追突された相手が肩や腰に全治2週間のけがをしました。男性職員自身も頭を負傷して病院に運ばれ治療を受けましたが、治療した際に採取した血液の検査で、基準値の6倍近いアルコールが検出されたことなどから、後日、警察が酒気帯び運転と過失運転傷害の疑いで書類送検しました。

「飲酒運転は免職になると…」当初はうその申告

 

久留米市によりますと、男性職員が運転していた車は50キロほどの速度が出ていて、ブレーキを踏まずに追突していたということです。男性職員は事故後の警察の確認に対して、「飲酒はしていない」と当初うその申告をしていましたが、現在は飲酒運転を認めて、「飲酒運転になると免職が避けられないと考えていた」などと話しているということです。

「公務員としてあるまじき非行」懲戒免職処分

 

久留米市は男性職員が「市職員の信用を傷つけた」としたうえで、「公務員としてあるまじき非行」であるとして、27日付で懲戒免職処分としました。

久留米市 原口新五市長コメント
「酒気帯び運転による事故を起こした職員に対して、本日付で懲戒免職処分といたしました。まず、お怪我をされました方とそのご家族に、深くお詫び申し上げます。社会全体で飲酒運転撲滅対策に取り組んでいる中、飲酒運転撲滅を推進すべき立場にある市職員がこのような不祥事を起こし、市民の皆様の信頼を大きく損ないましたことを心よりお詫び申し上げます。今回の事案を厳粛に受け止め、二度と繰り返さないよう、より一層の服務規律の徹底及び綱紀粛正を図り、再発防止に取り組みまして、市民の皆様の信頼に応えられる組織となるよう努めてまいります」

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