PageTopButton

資材高騰が農家を圧迫 「価格転嫁できる仕組みづくりを」 年頭会見でJAグループ福岡

出荷用ダンボールなど、資材の価格高騰が農家の経営を圧迫している。JAグループ福岡は、年頭会見で「コスト上昇分を価格に転嫁できる仕組みづくり」を訴えた。



JA福岡中央会 乗富幸雄会長
「農業の安定供給に向けて全力を尽くしていく」

JAグループ福岡が5日に開いた年頭の記者会見。乗富幸雄会長は、「農業の安定供給」に力を尽くすと訴えた。何が、安定供給の妨げになっているのか。乗富会長は、こう言葉を続けた。

JA福岡中央会 乗富幸雄会長
「そのためには資材などのコスト上昇分を価格に転嫁できる仕組みづくりをしてほしい」

JA福岡中央会によると、出荷用のダンボールや、肥料、ビニールハウスや農機具に使用する燃料などの資材価格の高騰が続いていて、農家の経営を圧迫している。「上昇分を小売価格に転嫁したいが、資材高騰の現状は消費者には見えにくく理解は得られにくい」と話す。
「フランスには生産コストをふまえて適正な価格形成を図る法律があり、法律などルールが定められれば、価格転嫁がしやすくなる」という。会見で、乗富会長は、「消費者の理解をいただきながら少しでもこの問題が解消するように頑張っていきたい」と述べた。

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう