イラク戦争、SARS、博多駅浸水、はなわヒット…20年前の2003年はどんな年?
今年成人式を迎えた多くの人は2003年生まれ。2003年はどんな年だったのか、映像とともに振り返ってみましょう。
▽2003年3月、イラクが大量破壊兵器を保有している疑いがあるという名目でアメリカが主導したイラク戦争が勃発。当時の小泉純一郎総理もアメリカを支持し、人道復興支援として自衛隊の派遣を決めました。
▽感染症に震撼した年でもありました。中国を中心に重い肺炎症状が出る「SARS」が大流行。全世界で8000人を超える人が感染しました。
福岡では痛ましい事件や災害が相次ぎました。
▽福岡市東区で中国人留学生3人が一家4人を殺害する事件が発生。4人の遺体は、博多港の海中で見つかり、遺体にはダンベルがつけられその残忍さから社会に強い衝撃を与えました。
▽北九州市小倉北区では、暴力団追放運動を進めていたスナックに手榴弾が投げ込まれ従業員11人が重軽傷を負いました。手榴弾を投げ込んだのは、現在の特定危険指定暴力団「工藤会」の組員。官民一体となって暴力団追放を誓う大きなきっかけとなる事件になりました。
▽この年の7月に九州北部を襲った集中豪雨では御笠川が氾濫し、博多駅が浸水しました。博多駅はその4年前にも浸水していて福岡市は水害対策を強化しました。
明るい話題もありました。
▽タレントのはなわさんが歌う「佐賀県」が大ヒット。自虐的な歌詞が佐賀でも大うけ!一世を風靡しました。
▽北九州市では小倉北区に大型商業施設「リバーウォーク北九州」が開業。福岡市博多区には福岡国際会議場がオープンしました。博多港は福岡アジアビジネス特区に認定され上海との間に高速貨物船が就航しました。
▽そして地元を沸かせたのがホークス優勝です。福岡ダイエーホークスはこの年、井口、松中、城島、バルデスの「100打点カルテット」を擁し、圧倒的な強さでパリーグ優勝を果たしました。その勢いで日本シリーズでも阪神タイガースを破り、福岡に来てから2度目の日本一を達成しました。
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