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寺の僧侶が“神社に参拝”、年に一度の珍しい伝統行事「承天寺一山報賽式」

僧侶が神社に参拝する年に一度の珍しい伝統行事、「承天寺一山報賽式」が11日、福岡市の筥崎宮で行われました。

“神社に僧侶が…”珍しい伝統行事


袈裟に身を包んで東区の筥崎宮を訪れたのは、博多区にある承天寺の僧侶21人です。この「承天寺一山報賽式」は、鎌倉時代に承天寺を開いた聖一国師が修行先の中国・宋から帰国する途中に嵐に見舞われ筥崎宮に祈願したところ無事に帰ることができたという言い伝えにちなんだものです。帰国した翌年の1月11日に聖一国師が「お礼参り」をしたことから、毎年この日に実施されていて今年で783回目となります。珍しい光景を一目見ようと100人を超える参拝客が見守る中境内には、拝殿内を回りながら唱える僧侶たちのお経が響き渡っていました。

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