サイレント映画の傑作と音楽とお酒を楽しむイベント『レソラ天神プレゼンツ Silent Movie Show -映画と音楽とお酒と-』開催
活動写真弁士、楽士の生演奏でサイレント映画を楽しむイベント
3月16日(土)、17日(日)の2日間、福岡市中央区天神の「レソラホール」にて、サイレント映画の上映イベント『レソラ天神プレゼンツ Silent Movie Show -映画と音楽とお酒と-』が開催されます。
[参加無料、事前予約制]
3月16日(土)申し込み →コチラ
3月17日(日)申し込み →コチラ
サイレント映画は「無声映画」とも呼ばれ、映画の創成期に製作された音声・音響、特に俳優の語るセリフが入っていない映画のこと。サイレント映画には音声トラックがありませんが、上映されていた当時は、活動写真弁士による解説や楽士の生演奏などを設け楽しんでいました。
トーキー(発声映画)が主流の現代では、サイレント映画の上映が体験型のライブエンターテインメントとして注目を集めており、近年、東京都内では大小の会場で年間100公演以上が開催されています。
サイレント映画の魅力は、約100年前のクラシックなモノクロ映像と話術の名手として活躍する活動写真弁士の語り、さらに楽士の生演奏によるそれぞれのパフォーマンスの融合から生まれるライブ感です。クラシック名画に迫力のあるセリフで映画に息を吹き込むことで、より伝わりやすくなり、老若男女が楽しめる新たな作品へと生まれ変わります。
上映作品は、映画史を彩る名作
今回のイベントでは、10~20分程度の短編作品1本と60分超の長編作品1本が上映され、さらに上映の幕間では映画音楽などを演奏する生ライブも開催。
また、会場には、福岡市美野島のBar“haus”さんの協力のもと、お酒とソフトドリンクを提供するバーカウンターも設置され、名画を観ながら、音楽を聴きながら、ナチュールワイン、ウイスキー、ビールやソフトドリンクをお楽しみいただけます。
【上映予定作品】
3月16日(土)上映 短編作品
『チャップリンの冒険』(1917年、20分、アメリカ製作)
チャールズ・チャップリン監督
喜劇王チャールズ・チャップリンの初期短編。刑務所から脱獄したチャーリーは、海で溺れている女性を見つけ、救出する。女性の娘エドナの家に招かれるが、彼女の婚約者にチャーリーが脱獄囚であることがばれ……。
3月16日(土)上映 長編作品
『サンライズ』(1927年、95分、アメリカ製作)
F・W・ムルナウ監督
第1回アカデミー賞芸術的優秀作品賞受賞作品。それは夏のことであった。入江の一方には避暑客で賑わっている都があった。他の一方には静かな村落があった。この村に都から女が来ていた。この女はある農夫を誘惑した。この男は優しい妻との間に子まである仲であったが、都の女に接してからはズルズルに引きずられて家財から牛まで売り払ってしまった。ついには女の勧めに従って妻を殺し、女と2人で都会へ逃げて行こうとまで思った。サイレント映画が積み上げてきた芸術的達成をすべて凝縮したかのような、映画史に燦然と輝く傑作。
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3月17日(日)上映 短編作品
『月世界旅行』(1902年、11分、フランス製作)
ジョルジュ・メリエス監督
映画創成期を語る上で欠かすことのできない世界初のSF映画であり、科学技術に親しみを感じることができる作品。月に行く計画から月に着くまでのストーリーが起承転結で描かれている。
3月17日(日)上映 長編作品
『キートンの蒸気船』(1928年、69分、アメリカ製作)
C・F・ライズナー監督
ミシシッピー川で操業している蒸気船ストーンウォール・ジャクソン号のオーナー、ウィリアム・キャンフィールド(アーネスト・トーレンス)は“スチームボート(蒸気船)ビル”と呼ばれている町の人気者。彼には一人息子スチームボート・ビル・ジュニア(バスター・キートン)がいる。彼は故郷を離れてボストンに遊学中だった。副船長のトム・カーター(トム・ルイス)とのどかな毎日を送るビルだったが、強力なライバルが現われた。キートン自身のプロダクションで製作した最後の長編。
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日本を代表する弁士と楽士の生演奏
今回登場する活動写真弁士は、日本を代表するキャリアを誇る澤登 翠(さわと みどり)さん、注目の若手弁士尾田 直彪(おだ たかとら)さんを迎えます。
また、楽士は、カラード・モノトーン・デュオ(ギター:湯浅ジョウイチ、フルート:鈴木真紀子)です。
澤登 翠 東京都出身 法政大学文学部哲 学科卒業。故松田春翠門下。 第一線で活躍する弁士として国 内はもとよりフランス、アメリカ 他の海外公演を通じて、“弁士” の存在をアピールし高い評価を得ている。2002年、文化庁芸術祭優秀賞他数々の賞を受賞している。
尾田直彪 2000年生、熊本県出身。東京学芸大学教育学部卒。澤登翠門下。澤登翠の活弁に魅了され弁士を志す。現在唯一の20代・最も若い活 動弁士として活躍している。
楽士 (演奏者) カラード・モノトーン・デュオ
無声映画専属楽団
ギター / 湯浅ジョウイチ(右) ・ フルート / 鈴木真紀子(左)
映画とお酒と音楽と、イベント参加入場料無料、すぐにweb予約を!
会場では、サイレント映画の上映、トークに加え、映画音楽を奏でるライブ演奏も実施。出演アーティストは、16日(土)は、アコーディオンユニットのRue de Valse (ルードバルス) 、17日(日)は、地元福岡で活躍するヴォーカリストYORI。
16日(土)出演 アコーディオンユニットの『Rue de Valse (ルードバルス)』 Rue de Valse とはフランス語で『ワルツ通り』の意味。 浪漫派アコーディオン奏者・新井武人を中心に結成。新井武人(アコーディオン)、平田知之(ギター)、桑名知之(コントラバス)
17日(日)出演 『YORI』 高校生の時にホイットニーヒューストンやセリーヌディオンに憧れ、20歳でゴスペルのクワイヤーに所属。クワイヤーのソリストやアカペラグループのメンバーの一員となり、本格的に音楽を始める。2003年よりフラメンコJAZZユニットyesterdaytraceのヴォーカルとして福岡を中心に活動開始。年間200を超えるステージをこなしている。
首都圏外ではなかなか実現しなかった希少なイベントです。映画史に名を残す世界各国の名監督によるクラシック名画の世界を、ぜひレソラホールにてご堪能ください!
[参加無料、事前予約制]
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3月17日(日)申し込み →コチラ
レソラ天神(撮影:フォワードストローク)
INFORMATION
タイトル: レソラ天神プレゼンツ Silent Movie Show -映画と音楽とお酒と-
日時: 2024年3月16日(土)・17日(日) 14:00開演(13:00開場/16:30終演予定)
会場: レソラホール (福岡市中央区天神2丁目5-55 レソラ天神5F)
出演: 活動写真弁士:澤登翠/尾田直彪 楽士:カラード・モノトーン・デュオ(ギター:湯浅ジョウイチ/フルート:鈴木真紀子) 演奏:『Rue de Valse (ルードバルス)』(16日)/ 『YORI』(17日)
参加料: 無料(事前web申し込みの必要あり) 但し、入場時にドリンク代として、1,000円お支払いいただきます
参加申し込み: 入場には下記のサイトより事前予約が必要です。 [1] 3月16日(土)申し込み → https://pro.form-mailer.jp/lp/eaf374ca306822 [2] 3月17日(日)申し込み → https://pro.form-mailer.jp/lp/1821f0fa306857
協力: haus
主催: NTT都市開発株式会社
お問い合わせ: 「映画と音楽とお酒と」inレソラホール 事務局(ディップ・アンド・エス内) 092-844-8837
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