政治倫理審査会に武田良太元総務大臣出席、二階派からの1172万円不記載「裏金を作る意図はなかった」と弁明
自民党派閥の裏金事件を受けて29日、衆議院の政治倫理審査会が開かれました。福岡11区選出の武田良太元総務大臣も出席し政治資金収支報告書をめぐる自らの疑惑について、裏金を作る意図はなかったと弁明しました。
「すべて事務局長が掌握…知らないことだらけなんです」と弁明
武田良太氏「今回捜査を受けて、還付金については派閥からの寄付とすべきとの判断から、事業収入として計上していた収入を、志帥会からの寄付として訂正をいたしました」
福岡11区選出で二階派事務総長の武田良太元総務大臣は、29日の衆議院政治倫理審査会で、政治資金収支報告書をめぐる自身の疑惑についてこのように語りました。武田氏は2020年から2022年まで二階派から受けた寄付金、1172万円を政治資金収支報告書に記載していませんでした。しかし、これまで会見などで、詳細を説明することはなく、政倫審が公の場での初めての弁明となります。
武田氏「政治資金パーティーの販売を担当していた秘書が、志帥会の政治資金パーティーの売上のうちノルマを超える額については同秘書の判断で関係政治団体主催の事業収入のパーティー収入として収支報告書に計上し、同政治団体の計上経費ならびに政治活動費として使っていたということでありました」
弁明のあとの質疑では、会計責任者に任せていたため詳細は把握しておらず、裏金を作る意図はなかったと強調しました。
武田氏「全部、25年間務め上げた事務局長が掌握していた。本当に我々、存じ上げないことだらけなんです。裏金作りをするなんていうことは毛頭考えてもないということはご理解頂きたいと思います」
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