PageTopButton

工藤会市民襲撃事件 福岡高裁「1審判決は証拠の評価を誤り不合理な認定をした」 1事件を無罪認定しトップ野村被告に無期懲役 野村被告・田上被告は上告

野村被告・田上被告が上告


裁判は、午後2時40分頃閉廷し、紺色のスーツ姿にマスクを着用した野村被告と黒のスーツにマスク姿の田上被告は、一礼して法廷を後にしました。閉廷後、両被告の代理人弁護士は、両被告が2審判決を不服として上告したことを明らかにしました。

福岡高検のコメント


福岡高検の小池隆次席検事は、「判決内容を十分に精査し、適切に対処したい」とコメントしています。

捜査を指揮した元刑事部長「悔しい、残念だ」


当時、4事件の捜査を指揮した元福岡県警刑事部長の尾上芳信さんは、 「(野村被告を無罪とした)元漁協組合長射殺事件の判決について、厳しい判決と受け止めている。野村被告についても共謀共同正犯として犯人性があるとして逮捕起訴した。田上被告については有罪、なぜ野村被告だけが共謀から外れたのかコメントしようがない。歯科医師刺傷事件では、同じ漁港でみかじめに絡む事件なのに、控訴が棄却され、野村被告の共謀が認められている。悔しい、残念だ。(判決に)驚きもあった。1審が維持されるものと確信していたので全く納得できるようなものではない」と話しました。今後の捜査への影響については、「大きく捜査に影響を与えることはないと思う」としています。

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう

工藤会トップ、ナンバー2の控訴審

もっと見る