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東海大福岡高校の男子生徒自殺 「自分が犯した罪は形として償って」母親が当時の剣道部上級生に損害賠償を求め提訴

3年前、東海大学付属福岡高校に通う男子生徒が自殺した問題です。男子生徒の母親が13日、会見を開き、剣道部でのいじめが自殺の原因だったとして当時の剣道部の上級生を相手に、損害賠償を求める訴えを起こしたことを明らかにしました。

 

 

侑大さんの母親「犯した罪は認めていただき自分が犯した罪は形として償っていただきたいと思い今回提訴しました」


会見を開いたのは、福岡県宗像市にある東海大福岡高校の生徒だった侑大さんの母親です。
母親は、侑大さんの自殺からちょうど3年の命日となる、今月10日に提訴したということです。

訴状によりますと当時2年生だった侑大(ゆうだい)さんは、2021年3月、剣道部内でのいじめや、男性顧問への不満などを記した遺書を残して自殺しました。

学校が設置した第三者委員会は、上級生によるわいせつな行為など10件をいじめと認定しましたが、このいじめが、「自殺の一因になったものの自殺の直接的な原因は特定できない」と結論づけています。

侑大さんの母親「いじめ行為がなかったら、普通、高校生活を最後まで送れていたと思います」
 


訴えの中で母親は、「自死に至らしめる程の強い精神的苦痛を与えた」として、当時の剣道部の上級生4人に対し謝罪と慰謝料の支払いを求めています。
一方で賠償額については「金額の多寡で評価してほしくない」として、明らかにしていません。

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