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「母国と広島の惨状が重なった」広島・原爆資料館の音声ガイドにウクライナ語 日本に避難した留学生が翻訳

広島市の原爆資料館で2月から、ウクライナ語の音声ガイドが導入されています。翻訳したのは、福岡県に避難しているウクライナの学生たちです。学生たちは21日、広島を訪れ原爆資料館を見学しました。

自分たちが翻訳した音声ガイドで見学


3人は自分たちが翻訳した音声ガイドを聞きながら、展示された資料を見学しました。爆心地から200メートルの場所で遺骨とともに掘り出された時計などを見て、原爆の恐ろしさや戦争の悲惨さを感じていました。
 

 

 

スヴィトラナ・レヂコさん「心が痛くて頭が痛くなるほどで、涙が出てきました」
 

 

マリヤ・コルネヴァさん「翻訳しながら苦しさを感じましたが、今展示を見て、苦しさをもっとはっきり感じることができました。広島の資料館は、世界の歴史にも未来にもとても大事なところです。この展示は平和を大切にするメッセージがあると思います」

「日本人の強さと広島の現状を見て感動した」


このあと原爆ドームや慰霊碑も訪れた学生たち。今回の広島訪問であらためて平和への思いを強くしていました
 


カテリナさん「ウクライナはぜひもうすぐ平和になってほしいと考えながら祈りました」
マリヤさん「日本人の強さと広島の現状を見て感動しました」
スヴィトラナさん「それぞれの被害者の名前を忘れずに、歴史を学ぶようにしたいと思っていました」

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