PageTopButton

「福岡市民ホール」内部を公開 公園と一体整備で総事業費は約260億円で建設中

福岡市天神で建設が進む「福岡市民ホール」の内部が28日、報道陣に公開されました。大・中・小、3つのホールを備え、新たな文化振興の拠点を目指しています。

ホールは地上5階、地下1階建て


福岡市天神の須崎公園では、市民会館を継承する施設として新たに「福岡市民ホール」の建設が進められています。ホールは地上5階、地下1階建てで、外観はほぼ完成し、現在は内装や設備の工事が行われています。
 


RKB 三浦良介記者
「こちらが大ホールのステージです。客席は3層構造になっていて、約2000人が収容できます」
 

大ホールのステージ (提供:福岡市)


大ホールのステージと客席の間には、ミュージカルやオペラなどで演奏するための「オーケストラピット」が設けられています。このほか市民の発表の場としても利用できる中ホールと小ホールが整備される計画です。

ホールの開館は来年3月

福岡市 経済観光文化局 山口学文化施設課長
「こちらは中ホールです。客席と舞台が近く、臨場感溢れる空間となっています」

ホールは当初、今月オープンする予定でしたが、地球温暖化や感染症対策などの追加整備が発生したため開館時期が来年3月に延期となりました。
 


福岡市 経済観光文化局 山口学文化施設課長
福岡市の文化振興のシンボルとして、多くの方にコンサートやミュージカルなどの公演を観ていただきたいということと、市民の方の文化活動の場として利用していただきたい」

「福岡市民会館」は取り壊し公園に


RKB 三浦良介記者
「福岡市民ホール」が完成した後、60年にわたって愛されてきた「福岡市民会館」は取り壊され、跡地は公園として整備されます」

福岡市は市民会館の建て替えにあわせて、須崎公園の再整備も行っています。総事業費は約260億円にのぼる見込みで、新たな公園は2027年3月に供用を開始する予定です。

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう