全面リニューアル検討の「マリノアシティ福岡」 「三井アウトレットパーク」案が浮上
福岡市西区の大型商業施設「マリノアシティ福岡」が、建て替えを含む全面的なリニューアルに向けて検討を進めていることが新たにわかりました。 全国13か所で展開している「三井アウトレットパーク」に生まれ変わる計画が持ち上がっています。
目次
「マリノアシティ福岡」土地と建物は、福岡地所と福岡リート投資法人が所有
マリノアシティ福岡の土地と建物は、福岡地所と福岡リート投資法人が所有しています。
福岡リート投資法人は、去年9月にスポーツデポ、ニトリ、フードコートなどが入居しているマリナサイド棟を福岡地所とその他1社に鑑定評価額より2900万円高い約7億8300万円で売却することを決めました。土地は所有したまま建物のみを売却するということです。
「マリノアシティ福岡」営業は今年8月に終了する方針
取材によるとマリノアシティ福岡の営業は、今年8月中に終了する方針で入居するテナントに説明が行われていることもわかっています。
しかし、運営会社は「建て替えを検討していることは事実だが、その他のことは何も決まっていない」とコメントしています。
関係者によりますと「資材や工事費が高騰していて、建て替えするにも採算が合わない状況で、話がまとまらない状況。結論が出るまでには、しばらく時間がかかる」ということです。
「三井アウトレットパーク福岡(仮称)」2026年秋の開業を目指すも・・・
三井不動産は、「三井アウトレットパーク福岡(仮称)」について2026年秋の開業を
目指していますが、福岡地所との交渉がうまくまとまるのかが注目されています。
福岡県には「ジ・アウトレット北九州」、佐賀県には「鳥栖プレミアムアウトレット」があるほか、「マークイズ福岡ももち」や「ららぽーと福岡」、「キャナルシティ福岡」もあります。
そういった大型商業施設と差別化を図り、集客につなげることができるのかも課題となりそうです。
この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう