無罪が確定した25歳の男性「私たち家族の失われた時間は戻らない」 長男を骨折させた傷害罪で逮捕・起訴 長男と会えない生活に
生後5か月の長男にけがをさせたとして傷害の罪に問われ、3月、無罪が確定した男性が会見を開きました。男性は「家族の失われた時間が取り戻せないことを忘れないでほしい」と訴えました。
判決「経験の浅い研修医らによる治療で骨折した可能性」
1審の佐賀地裁は、去年5月「経験の浅い研修医らによる治療で、骨折が生じた可能性も否定できない」として森口さんに無罪を言い渡しました。2審の福岡高裁も1審の無罪判決を支持、検察側が上告を断念したため今年3月、森口さんの無罪判決が確定しました。
長男は児童相談所に
長男が児童相談所から母親のもとへ返されたのは事件から1年ほど後だったということです。
無罪が確定した森口流星さん(25)
「私たち家族の失われた時間が戻らないことを忘れないでほしいです」
森口さんは「児童相談所には判決を重く受け止めてほしい」としたうえで、「医療機関の関係者で真実を知っている人がいれば名乗り出てほしい」と呼びかけました。
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