学校で唯一の女子競歩選手、ひとりで練習に励む場所は…
RKB橋本由紀アナウンサー「宗像市にある宗像高校にやってきました、今月に迫ったインターハイに出場する競歩のスター選手がいるそうなんです、どんな選手なのか探って行きますよ、ハシモトゆきます!」
宗像高校3年の山中日花里さん。宗像高校で競歩の女子選手はひとりだけのため、独自の練習に励んでいる。体幹のトレーニングを終え向かったのは、学校近くの農道。
山中さん「なかなか(練習場所が)なくて、競技場が近くにあるわけでもないし、時期によってにおいがきつかったりとか」
橋本アナ「におい?」
山中さん「肥料のにおいとか、梅雨の時期は虫がすごいですけど」
ウォーミングアップのランニングを終えると、おもむろに靴を履き替えた。
橋本アナ「靴を履き替えるんですか?」
山中さん「この靴は底が分厚くて、競歩の練習をするときはちょっと合わないので、飛びやすくなってしまうところがあるので」
競歩は、左右どちらかの足が常に地面に着いていないと反則となる。
厚底のシューズは、高い反発力を得られる一方で、足が必要以上に浮いてしまい、反則を取られる可能性が高くなることから、山中さんは、「歩く」ときは底の薄いシューズで試合にも臨む。のどかな風景の中で年中、練習に取り組んできた山中さんは今年、5000mで、全国の高校生の中で2番目のタイム(23分15秒02)を記録し、インターハイの優勝候補に挙げられる。
競歩のスピードは?橋本アナが体感
山中さん「行きます」
橋本アナ「え、速い、速い、速い、速い、待って、待って、待って、追いつかない」
橋本アナが全力で走っも追いかけるので精一杯。試合では、この速さで5000m歩き続ける。
橋本アナ「あのスピードで正確に歩いてるんですよね、すごいな、ちょっと信じられないスピードで驚きました」
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