四季折々の特別な日に選びたい、大切な人へ心を込めて贈りたい――。それが「ハレの日の手みやげ」。こだわりのおいしさや作り手の思いが詰まった福岡の逸品を紹介していきます。
第8回目の手みやげは、福岡みやげの新定番。博多駅で買える「FUKUOKA CRAFT BREWING」のクラフトビールをご紹介します。
店舗より提供(FUKUOKA CRAFT BREWING 岡垣工場)
突然ですが、手みやげ選びでこんな風に悩むことはありませんか?
「甘い物が苦手な人に何を贈ろう?」
「福岡らしく! だけど新しいモノがいい」
「常温OKで渡しやすい物がいいなぁ」
そんな時におすすめしたいのが「FUKUOKA CRAFT BREWING」の缶クラフトビールです。「FUKUOKA CRAFT BREWING」は、福岡市・大名で2018年より醸造を開始したクラフトビールブランド。2022年には福岡県岡垣町に拠点を移し、クラフトビールの本場アメリカから輸送したタンクを備える新工場で醸造を行っています。
店舗より提供
ブランドを共同展開しているのは、福岡を代表する繁盛店・メキシコ料理専門店「エルボラーチョ」代表の杉山芳文さんと「COMATSU」代表の松村宗孝さん、クリエイティブディレクターであり、クラフトビール専門誌「TRANSPORTER」の編集長としても活躍する田嶋伸浩さんの3人。
ヘッドブルワーを務めるのはアメリカ・ミシガン州出身の醸造家・デビットビクターさん(写真)で、個性豊かなアメリカンスタイル※のクラフトビールを醸造しています。デビットさんの醸造技術はもちろんのこと、ミネラル分を多く含む岡垣町の地下天然水がおいしさの秘密だそうです。
※アメリカンスタイル=革新的な原料の使用やホップの品種開発により、クラフトビール先進国として進化を遂げているアメリカ。イギリス、ドイツなどヨーロッパ発祥のビアスタイルを独自に解釈・発展させた固定概念に縛られないビアスタイルで、多岐に渡るフレーバーが特徴
それでは、そんな「FUKUOKA CRAFT BREWING」の缶クラフトビールをどこで買えば良いか……ズバリ、答えは博多駅です! 天神エリアや空港、酒販店など、取り扱っているお店は多数ありますが、中でもおすすめは博多駅の筑紫口に隣接する商業施設「デイトスアネックス」1階にある「FUKUOKA CRAFT BREWING with COMATSU」。筑紫口から出て向かった場合、お店は施設の一番奥に位置するのでちょっぴり見つけづらいかもしれませんが、「博多駅なのに隠れ家的」というのも乙なものですね。
「デイトスアネックス」のリニューアルオープンに合わせ、今年の3月に開店した店内はスタイリッシュな雰囲気です。岡垣町で醸造する自社クラフトビールを角打ちスタイルで楽しめるショップ&スタンドバーで、11時から翌2時までの通し営業というのも嬉しい限り。博多駅エリアは深夜まで開いているお店が限られるので、出張や観光で近隣ホテルに宿泊している方にも喜ばれているそうです。
店内奥は約25種類もの缶クラフトビールが並ぶ販売コーナー。自社で製造しているほぼすべてのラインナップが揃うのは、今のところ工場に併設した「岡垣 TAP ROOM」とこちらの店舗だけだそうです。定番から新作、季節モノ、福岡の人気飲食店や企業、国内外のブルワリーとコラボした限定品まで、ポップなラベルを見るだけでもワクワクしますね。
まずは定番の味わいをチェックしましょう。
「福岡のお土産にはコレ!」「ずっと飲んでいられる」と言われるビールを目指して作られたのが「博多ラガー」(660円)。ほのかに香り立つホップが心地よく、苦味を最小限に抑えたラガービールです。アルコール度数は4.5%と低く、すっきりとした味わいが心地よい、飲む人を選ばないオールラウンダーな1本と言えます。
思わず“ジャケ買い”してしまいそうな「にわかラガー」(770円)は、博多の銘菓「二○加煎餅」でお馴染み「東雲堂」とのコラボで誕生したスペシャルなビール。「無濾過」だからこそ生まれる華やかな風味と口の中で広がるモルトの味わい、このバランスが絶妙です。また、発酵後にホップのアロマを添加する「Dry-Hop(ドライホップ)」という工程もおいしさの秘密。これにより、2種類のホップ「Citra」のシトラス感と「Azacca」の爽やかな青々しさが一層引き立てられています。
さらには、この時期におすすめの季節限定品もご紹介します。
「BEACH HOUSE Gose #2」(770円)は、原料に塩、発酵に乳酸菌を使うドイツ発祥の「ゴーゼスタイル」で醸造された1本。ミネラルたっぷりな宗像・大島産の天然塩とコリアンダー、ライムと乳酸菌由来の酸味が弾ける、サワーエールのようなおいしさです。こちらは売り切れ次第終売なので、見つけたら即ゲットするのがよさそうですよ。
定番の一つ「COMATSU Pale Ale」や、ビール製造時に出る麦芽粕を肥料に育つ岡垣産トマトを使った「トマトエール」など、気になるビールはまだまだたくさん。缶ビール4本が入る「ギフトBOX」(商品購入者は無料)や内側にアルミ蒸着を施したオリジナルの「保冷バッグ」(2,530円)もあり、ギフト利用にもばっちり対応しています。
その他、オリジナルのビアグラス(Mサイズ1,760円~)や限定ステッカー、「COMATSU×ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング」のアパレル商品といったグッズも見逃せません。
また、スタンディングスペースでは購入した缶クラフトビールや6種類ある樽生クラフトビールをキャッシュオンで味わうことができ、ビールに合うアテも用意されていますよ。写真はタップ限定で提供されているスムージーサワー「PURPLE MONSTER」(Sサイズ660円~)。ブルーベリーとピーチのピューレを合わせたトロリとした口当たりで、甘酸っぱくジューシーな味わいが格別です。
地元の食材やお店、人にスポットを当て、クラフトビールを通して福岡の街を盛り上げている「FUKUOKA CRAFT BREWING」。残暑見舞いにはもちろんのこと、県外の方へ福岡の魅力を伝えるのに、これほどぴったりな手みやげはそうないかもしれません。
この記事は積水ハウス グランドメゾンの提供でお届けしました。
ジャンル:ビアバー、食物販店
住所:福岡市博多区博多駅中央街1-1 デイトスアネックス1F
電話番号:092-409-9410
営業時間:11:00~翌2:00(スタンディングバーOS翌1:00)
定休日:施設に準ずる
席数:スタンディング約20名くらい
メニュー:樽生クラフトビールS440円~・M770円~・L1,100円~、缶クラフトビール「博多ラガー」・「にわかラガー」・「COMATSU Pale Ale」各660円、ジンジャービアカクテル(ノンアル)、岡垣の日本酒各770円、茹でメムロピーナッツ440円、キャラメリゼしたレバーパテ660円
URL:https://www.instagram.com/fukuokacraftbrewing_comatsu
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