憧れの注文住宅においては、外観や間取り、設備などこだわる部分は多いですが、長く維持するためにはメンテナンスも重要です。
そこで今回は、住宅のメンテナンスについて解説します。メンテナンスするタイミングや内容についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
メンテナンスの重要性
住宅におけるメンテナンスの重要性について、ポイントに分けて解説します。
住宅の寿命を延ばす
住宅は時間の経過とともに劣化しますが、定期的に的確なメンテナンスを行うことによって劣化を遅らせ、寿命を延ばすことにつながります。
安全な住宅を維持する
住宅のメンテナンスを行うことは、安全性を維持することにもつながります。
たとえば、住宅の構造部分を定期的に点検し、補強や修繕を行うことで、住まいの耐久性を高めることが可能です。
また、定期的なメンテナンスによって住宅の快適性も維持できます。
住宅設備やエアコンなど定期的に点検することで故障や不具合を防ぎ、快適な室内環境を保てるでしょう。
資産価値を保つ
住宅のメンテナンスを行うことによって、資産価値を保つことも重要です。
住宅は時間の経過とともに劣化するため、メンテナンスしないと外壁や構造部分などの劣化が早まり、資産価値が落ちることにつながります。
売却する予定がない人でも、資産価値を保つためにも住宅のメンテナンスは必須といえます。
メンテナンスのタイミング
住宅のメンテナンスを行うタイミングは、箇所や状態によって異なりますが、住み始めて10年、15年、20年など節目の年が目安となります。
また、外壁や屋根などは見た目に違和感を感じたときもタイミングといえます。
実際に雨漏りなどの被害がなくても、外壁がひび割れていたり、傷んでいる箇所を見つけたりしたらメンテナンスすることをおすすめします。
早めに対処することで費用の負担も軽くなり、被害も最小限に抑えられるでしょう。
住宅設備
キッチンや浴室などの住宅設備は20年が目安となります。
見た目では問題なく、使える状態であっても、見えない部分で劣化が進んでいる可能性があるため、一度チェックすることをおすすめします。
まだ使えるからとメンテナンスせずに放置すると、余計な費用が発生することもあるため注意しましょう。
給湯器
給湯器の耐用年数は10年といわれています。
10年過ぎたら使えなくなるわけではありませんが、燃焼効率が下がり、光熱費が高くなる可能性があるでしょう。
故障してお湯が出なくなると普段の生活に支障が出るため、10年を目安に交換することをおすすめします。
メンテナンスの内容
それでは、住宅におけるメンテナンスを、「専門業者に依頼するもの」と「自分たちでできるもの」に分けて紹介します。
住宅会社などの専門業者に依頼したほうがいいメンテナンス
建物の構造部分
柱や梁、基礎などの住宅の構造部分は、専門的な知識が必要になり、耐久性や安全性に大きく関わる大切な部分なので、住宅会社などの専門業者に依頼しましょう。
屋根や外壁
屋根や外壁も専門的な知識が必要で、構造部分にも大きく関わる部分なので住宅会社などの専門業者に依頼することをおすすめします。
先述のとおり、外壁などにひび割れを見つけた場合は、早めに対処しましょう。
住宅設備
キッチンや浴室などの水回りの設備や、エコキュート、太陽光発電などの設備も専門的な知識が必要になります。
不具合が発生した場合で細かい部分などは、インターネットなどで調べて修理することも可能ですが、思わぬ故障につながる可能性があるため、おすすめできません。
余計な費用がかかる可能性もあるため、住宅会社などの専門業者に依頼しましょう。
自分でもできるメンテナンス
普段の清掃
床や壁、窓などの掃除に加えて、キッチンや浴室なども定期的に清掃することで寿命が長くなり、快適性も保てます。
エアコンや24時間換気のフィルター掃除
エアコンのフィルターはホコリが溜まりやすく、手入れをしないと冷暖房の効きが悪くなったり、故障したりといった原因になります。
また、24時間換気のフィルターも同様に手入れしないと、うまく換気できなくなるため快適な室内環境が維持できなくなるでしょう。
キッチンの換気扇の手入れ
キッチンの換気扇は油が付着するため、こまめな手入れが必要です。
長期間放置すると市販されている洗剤では取れないため、専門業者への依頼が必要となります。
週に一度のペースで掃除すれば、油の付着も少ないため、短時間での手入れが可能です。
排水溝の手入れ
キッチンのシンク、浴室、洗面台の排水溝は、手入れしないと詰まる原因になります。
髪の毛や食べ物のカスなどがすぐに溜まってしまうため、頻繁に手入れしましょう。
排水溝が詰まると排水がうまくできなかったり、水漏れを起こしたりする可能性もあります。
まとめ
今回は、住宅のメンテナンスについて詳しく解説しました。
住宅のメンテナンスは寿命を延ばし、安全に快適に長く住むためには非常に重要です。
記事内で解説した内容を参考に、大切なマイホームを守りましょう。
なお、RKB住宅展では、住宅のメンテナンスについても知識が豊富なスタッフが揃っています。
不安な点や疑問点を解消するためにも、一度見学してみてはいかがでしょうか。
WRITER
内村 純也 宅地建物取引士
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注文住宅、新築住宅、不動産仲介、投資物件の営業など約20年間、不動産業界に従事しました。現在は宅地建物取引士の知識を活かし、不動産専門のWebライターとして、注文住宅を中心に不動産関連の記事を主に執筆しております。
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