竹久夢二 『先生の顔』
森先生のことが好きな少女・葉子。
彼女は地理の時間、授業に集中せず、ノートに先生の顔を描いていました。
それを先生に見つかってしまい、ノートを没収されてしまいます。
ノートを返してもらおうと、葉子は毎朝先生を待ち、一緒に学校へ通うようになりますが、
先生はノートのことには一切触れません。
そんなある日、先生は体調を崩し、学校を休むことになりました。
先生のために、心をこめて花を摘む葉子。
しかし、意地悪な友人・光子に会い、その花束を馬鹿にされてしまいます。
悲しみに沈んだ葉子は、川に花束を投げ捨ててしまったのでした。
その夜、先生から葉子のもとにひとつの包が届いて…。
先生の言葉に、生きていくうえでとても大切な考え方が込められています。
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