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笑門来福

コミカルな演技で全国区の人気を誇る、鹿児島実業高校男子新体操部。今年チームをまとめるキャプテン・東凰雅(ひがし・くうが)選手は、中学時代に「全日本ジュニア新体操選手権」で優勝した実力の持ち主だ。1年生の時からレギュラーとして、団体種目では先輩たちに交じって真剣演技からコミカル演技までこなす一方で、個人種目では高校日本一を目指し、日々練習を重ねてきた。

 

2年生で出場したインターハイでは4位に入賞、メダルまでもう一歩のところまできた。年度が変わり、チームのキャプテンを任された凰雅選手。当初は個人種目に専念することも考えたが、団体と個人の両方でインターハイを目指すことを決断した。その理由は「仲間と一緒に楽しく演技をしたいから」。

 

笑顔を忘れず、しかし時には厳しい姿勢でキャプテンとしてチームをまとめる一方で、個人種目の表現力にも磨きをかける日々。敢えて体力的に厳しい環境を選択した凰雅選手を、監督、保護者、そしてチームメイトがさまざまな形で後押しする。鹿実新体操部が掲げる「笑門来福」のスローガンのもと、インターハイでは笑顔で演技を終えることができるのか。新体操にかけた青春、3年間の軌跡を紹介する。

 

(制作:MBC南日本放送/永野 志郎)

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