再び世界チャンピオンを目指す(9月29日福岡・福智町金田体育館)
福岡県福智町で行われた黒木優子選手の復帰戦。
今年1月のWBA・WBO統一王座防衛戦に敗れ、世界チャンピオンのベルトを失ってから、一時引退も考えたという黒木選手だが、33歳にして再び、世界王座を目指すことを決意。約8か月ぶりに福岡で復帰戦が組まれた。
真正ジム・山下正人会長「福岡の地で、まだ黒木優子が世界をとれる女子の第一人者というところをここで見せるで行くぞ!オー!」
およそ7年ぶりに福岡のリングに立つ黒木選手。
今回の相手はタイ出身の23歳。8試合で6勝、そのうちKO勝ちが4回と実績のある選手。
復帰戦でTKO勝利
第1ラウンド、地元の声援を受けた黒木選手が積極的に仕掛ける。「少し動きが硬かった」というものの冷静に得意の左ストレートを当てていく。
ガードを固めてくる相手にパンチを上下に散らして、経験の差を見せていくが…第2ラウンドで相手の右フックをもらってしまう。
それでも、その後は実力の違いをみせて圧倒していく黒木選手。そして、第4ラウンド、防戦一方となった相手にラッシュを仕掛けると…
黒木選手は8カ月ぶりの復帰戦でテクニカルノックアウト勝ちをおさめ、笑顔を見せた。
目指すは世界4団体統一王座
応援に駆け付けた祖母・丸女(まるめ)さんは…
祖母・丸女さん(92)「もう安心しました、冷や冷やしてから」
記者「もう一度やりたいと聞いた時は?」
祖母・丸女さん「もうやめた方がいいという気持ちだったんですけど、今の試合をみたらですね、チャンピオンまで頑張って」
黒木優子「緊張はしてなかったけど、リングの中では緊張してたんでしょうね、硬かった(笑)。どんどん良くなって最強になれるようにしていきたい」
記者「目指すは?」
黒木優子「頂点です。世界4団体統一チャンピオン」
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