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忍者あらわる!

忍者に魅せられて、自ら忍者になった男がいる。それが宮崎市在住の青木直幹さん(59)だ。青木さんは伊賀忍者で知られる三重県の大学や自治体などが集まって組織された日本忍者協議会に所属し、全国に10人しかいない師範の資格を持っている。

 

青木さんたち忍者は、マンガやアニメなどの影響から誰でもイメージする派手な忍者ではなく、実際に存在し影の仕事人として活躍した真の忍者の姿を「日本の文化遺産」として正しく伝えようと、講座を開いたりイベントに参加するなどしている。青木さん曰く「皆が知っている十字型の手裏剣は本当の忍者は使っていなかった。あれは映画の影響です。」だそうだ。

 

元々、柔道や空手の経験があった青木さんは40代前半の時に棒手裏剣と出会い手裏剣の世界にはまり、手裏剣の全国大会で上位に入るほどの腕前となった。そして、その手裏剣の腕を買われ忍者協議会にスカウトされ宮崎で忍者として活動を始めた。今では弟子も1人いて、手裏剣など忍術の稽古は欠かさず続けている。番組では忍者の真の姿を伝えようとする青木さんの活動を追う。

 

(制作:MRT宮崎放送/片野阪 亘彦)

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