RKBラジオ「一緒に歩こう」盲導犬募金・小倉西郵便局で募金活動
RKBラジオでは、盲導犬普及のために2004年から募金活動を実施しています。福岡県内の郵便局の協力を得て募金箱を設置しているほか、毎月1回、キャスタードライバーのスナッピーと九州盲導犬協会のPR犬が郵便局で街頭キャンペーンも開催。今回は12月19日、小倉西郵便局での募金活動について紹介します。(報告・スナッピー小島可奈子)
クリスマス一色の小倉西郵便局
福岡県内の盲導犬普及率は15%、実働している盲導犬の数は22頭とまだまだ不足しています。また、盲導犬を一頭育成するために、およそ500万円が必要と言われいます。その9割が皆様からの寄付金で賄われています。RKBラジオでは、盲導犬普及のために2004年から盲導犬募金を実施しています。今年も、福岡県内の郵便局にも募金箱設置のご協力をいただき、キャンペーンを実施しています。
月に1回、福岡県内各地の郵便局で10時から13時まで、九州盲導犬協会とスナッピーが募金活動を行い、そのもようをRKBラジオ『Toi toi toi』(月~木・9時~13時)の中で中継リポートしています。12月19日はパーソナリティの加藤淳也さん、九州盲導犬協会のPR犬グレイスと一緒に、北九州市小倉北区にある小倉西郵便局で募金活動をしました。
郵便局に入ると、サンタさんやトナカイに扮した局員たちがお仕事中でした。小倉西郵便局では、利用客にワクワクしてほしいと、全員クリスマスコスチュームを身につけているそうです。
郵便局の中央には地元の保育園児が作った折り紙のサンタが飾られていました。園児たちがやってきて、自分が折ったサンタを見つけて「ぼくが作ったサンタさんだ!」と嬉しそうに周りの人に教えている姿に、局員たちはほっこりしているそうです。
私たちを迎えるための準備まで!
局員の皆さんは、私たちスナッピーと加藤淳也さんのためにウェルカムボードを作って迎えてくれました。
さらにこんなフィギュアまで! スナッピーのようにも見えますが、このフィギュアはテレビ番組『スーパー戦隊シリーズ・魔法戦隊マジレンジャー』(2005年~2006年放送)の小津芳香。そう、今年3月まで『Toi toi toi』の木曜パーソナリティをしていた俳優・別府あゆみさんが演じていた役です。当時発売されたフィギュアを、小倉西郵便局の宮崎さんがわざわざ取り寄せたそうです。
別府あゆみ
盲導犬ユーザーが暮らす街
11月に続き、九州盲導犬協会の松村さんとPR犬グレイスが一緒に募金活動をしてくれました。この日はチェックのコートを着ていて、冬のファッションを楽しんでいる様子でした。
PR犬は盲導犬を多くの人に知ってもらうためのお仕事をしています。人に触られることが好きで、落ち着きのある優しい性格の子がPR犬に向いているそうです。お正月には初詣に訪れた参拝者と触れ合い、募金活動するそうです。
小倉西郵便局で募金に協力しながら「よくバスで盲導犬とユーザーさんを見かけています。落ち着いて仕事に取り組んでいて感心しています」と話す方もいました。日頃から盲導犬の仕事ぶりを見守っているそうです。ほかにも「盲導犬がお仕事している時は触ってはいけないですよね」という、街で盲導犬を見かけた時の対応を知っている方や「この前、旅行先で盲導犬PRの印刷が施されたトイレットペーパーを見つけました」と楽しそうに話してくれた方もいました。
身近に盲導犬ユーザーさんが暮らしていることもあって、小倉西郵便局のお客さんは盲導犬への知識が豊富な方が多い印象を受けました。盲導犬を見かける機会が増えると、認知度が高まり、それが支援の輪が広がる、さらに育成につながる。このサイクルをもっと大きくしたいという思いが強くなりました。
募金活動後は小倉にあるラーメンの名店へ
募金活動で一緒だった加藤淳也さんは、一日一麺を食す、人呼んで「麺食い侍」。加藤さんに小倉西郵便局から歩いて1分のところにある『月天』に連れて行ってもらいました。
豚骨ラーメンと半チャーハンセットで850円。心も体も温まりました。
2024年も盲導犬募金に協力していただきありがとうございました。募金活動を通して、リスナーさんをはじめ、多くのエリアの方に嬉しい言葉をたくさんいただきました。今年度の盲導犬募金活動は今回で終了。2025年度は4月から実施予定です。これからも皆さんに会えることを楽しみにしています。
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小島 可奈子
スナッピー
出身地:佐賀県唐津市 誕生日:7月8日 趣味・特技 ホークス応援、海外のゴシップ集め、食パン作り、伝統工芸