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「光の道」や「かがみの海」だけじゃない!福岡県福津市の魅力を発見

ニューオープンからスタートし、創業年数の長いお店や企業に遡りながら、エリアの魅力や地域の歴史を発見していく、RKBラジオ『Toi toi toi』の不定期シリーズ企画「探検!○○」。3月3日から6日にかけて、RKBラジオのキャスタードライバー・スナッピーが、インスタ映えスポット「光の道」や「かがみの海」で知られる、福岡県福津市を取材しました。(報告・スナッピー小島可奈子)

宮地嶽神社の流し雛神事

宮地嶽神社の流し雛は、桃の節句である3月3日に、子どもの健やかな成長を祈って「流し雛」を禊池に流し、無病息災を祈る古来からの神事です。ひな祭りの原型とも言われています。2艘(そう)の舟に「家族みんな健康に過ごせますように」などの願い事が書かれた祈祷棒を託したひな人形を乗せて流します。

「探検!○○」シリーズのルール
①インターネット上の情報に頼らないこと
②取材で紹介したところよりも歴史の長い商店や企業を訪ねること
③福津市のお店・企業を巡ること

初回のリポートでは、情報収集を行うため、宮地嶽神社の流し雛神事へ。宮地嶽神社の福田さんに話を聞きつつ、参拝者の口コミをもとに探検スタートです!

①チーズケーキ専門店 HICHEESE…創業前(オープン予定まで9日)

宮地嶽神社参道「光の道」沿いの現代風商店街「NEORA LOGIN(ネオラログイン)」にあるチーズケーキ専門店 HICHEESE からお伝えしました。お店を覗いてみるとチーズケーキは並んでおらず、必死にチーズケーキを作っていらっしゃいました。なんと3月12日にオープン予定とのことです。

バスクチーズケーキをベースに、プレーン、スモークチーズ、カマンベールチーズ、ゴルゴンゾーラチーズの4種類を販売するそうです。

②ゴールデンブルワリー…創業1年半

オープン1年にしてビールの品評会で銀賞を受賞。この日は、これまで捨てていたパンの耳を使ったビールを初めて作っていました。他にも福津市の傷が入ったみかんなどを使用して、SDGsに配慮したビールを作っています。

③みんなの縁側 王丸…創業8年

元小学校教師が、祖母の古民家で営む民泊。今では街のコミュニティセンターのような役割を果たし、賑わっています。最近ではインバウンドの利用者も増え、昔ながらの雰囲気に感動しているそうです。

④木工房「テノ森」…創業12年

木工房なのに店主は一切作業をしません。ここに来た方は、家具を「買う」のではなく「作りにくる」のです。「ただ買うのではなく、作る過程も楽しんでほしい」という店主の思いからできたお店です。お客さんの中には、6人の孫のために3台の勉強机を作りに来ているおじいちゃんもいるそうです。

⑤ウィンドサーフィンスクール「タオサーフ」…創業22年

福間海岸のウィンドサーフィンショップの中では新参者だというタオサーフ。福間海岸の海でウィンドサーフィンを楽しんでいたオーナーの志賀さんが脱サラして始めたスクールです。志賀さんの若い頃は、福間海岸は人が少なく、ひっそりとしていたそうです。

⑥パティスリーリッツ…創業30年

町の人が口をそろえて「大好きだ」という町のケーキ屋さん。ログハウスの可愛らしい外観で、入り口の立て看板には、この日誕生日ケーキを注文した子どもたちの名前が書かれていました。1番人気はショートケーキで、九州産のミルクを使用しているため、キレのある味わいになるとのこと。オーナーシェフの山下さんは普段から仕込み中にRKBラジオを聴いてくださっているそうです。

⑦カノデンキ…創業50年

店内は車の窓越しからでもわかるほど、ピンクの花飾りでデコレーションされた明るい電気屋さんです。この飾り付けはスタッフの大森さんが担当しており、四季ごとに変えるそうです。夏にはひまわりでいっぱいにする予定とのこと。

パティスリーリッツも利用する町の電気屋さんで、電球1つでも取り換えに来てくれる、心のこもったサービスが魅力です。

福津の歴史に詳しいと言えば…大賀康子さん(82)

探検4日目の最終日は「100年以上の歴史を持つ福津市のお店・企業を見つけたい!」ということで、津屋崎で聞き込みをしました。津屋崎の方々が「歴史のことを聞くならこの人」と口をそろえる、福津市郷土史会の大賀康子さんにお話を伺いました。

大賀さんによると、「津屋崎人形」は安政年間に始まり、200年以上の歴史があるとのことです。

⑧豊村酒造…創業150年

豊村酒造は明治7年に創業し、かつて福岡県下で最大級の醸造量を誇った「豊村酒造旧醸造場施設」が国の重要文化財に指定されています。地域とのつながりを大切にしながら、長い歴史を守り続けています。

⑨筑前津屋崎巧房…創業248年

安永年間の1777年に始まった福津市津屋崎の伝統工芸「津屋崎人形」を作る工房です。現在は7代目の原田誠さん(73)が継ぎ、息子さんも修行中とのことです。伝統を守るだけでなく、童人形を作るなど新しい挑戦にも取り組んでいます。

まとめ

今回は創業248年の筑前津屋崎巧房まで進めることができました。この取材を通して出会った皆さんは、福津市の魅力をたくさん教えてくださり、福津のことを本当に愛していらっしゃるのだと感じました。突撃取材にも快く対応してくださった皆さんに、心から感謝申し上げます。

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小島 可奈子

スナッピー

出身地:佐賀県唐津市 誕生日:7月8日 趣味・特技 ホークス応援、海外のゴシップ集め、食パン作り、伝統工芸