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『働くよろこび、届けます』

宮崎県延岡市の住宅街に2024年12月にオープンした「KOTONOHA+」は、就労継続支援B型事業所「ことの葉」が運営するおしゃれな古民家雑貨店。ここでは障がいのある利用者が、接客や製作、農業などの職業トレーニングを受けながら、自分の役割や自信を取り戻していく。主人公の髙木大智さん(26)は、母・由紀子さんと一緒に施設を営む職業指導員。小中高の教員免許や、看護師、介護福祉士、理学療法士、保育士など様々な資格と同じ志を持つ仲間たちと共に障がい者支援に尽力。

 

一人一人に向き合い、それぞれのペースに合わせて雑貨や焼き菓子、野菜などを共に作り、販売している。その売り上げは利用者たちへ「工賃」として支払われている。ショップは障がい者に限らず、地域の子育て中の母親や高齢者、近所の人々など様々な人たちにとってもコミュニケーションが生まれる居場所になっている。

 

現在、33人の利用者たちとともに理想の福祉を実現しようと取り組む親子だが、ある出来事がきっかけで施設を立ち上げたのだった。親子にはいつも心の中で自分を支えてくれる存在がいる。若い専門職スタッフも多く在籍し、「福祉を感じさせない福祉」を実践する親子の思いと、利用者の成長を描く。

(MRT宮崎放送/廣島 玲奈)

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