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『手羽先でとべ~ナミとナノの夢舞台~』

山本波輝(なみき)さん(26)は、ヴァーター症候群という難病と向き合いながら、福岡を中心にクラフト作家として活動している。生まれつき手と足、背骨や腎臓などに複数の重い障害がある.波輝さんは、自らを『手羽先ハンドメイド作家』と名乗っている。最初その手首の形を見て「なんだか手羽先に似てない
」と言ったのは、母の和代さん(51)だ。その言葉のインパクトが気に入って波輝さんは『手羽先ハンドメイド作家』を名乗ることにした。

 

その手から生み出されるポーチやキーホルダーなどのアクセサリーはSNSを駆使しながら、イベント会場などで販売している。波輝さんは、クラフトだけでなく、音楽や舞台
などの司会も務めている。「目立ちたい、表現したい」その思いに火をつけたのは14年前に出会った狂言の舞台。今も狂言師の大人たちに支えられながら、舞台に立っている。妹の菜乃ちゃん(10)も狂言の世界に魅せられて舞台に立つ。今回は兄と妹で狂言『柿山伏(かきやまぶし)』を演じことになった。稽古、
そして本番。波輝さんが自ら料理する厨房の姿など、普段の生活に寄り添いながら、ハンデを逆手にたくましく生きる青年とその家族を描く。(RKB毎日放送/田崎尚登)

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