
財津和夫、デートするなら「夜のカクテル」より「夜明けのコーヒー」がいい
TULIP・財津和夫が、時にはファンからのたくさんの質問に答えるRKBラジオ『財津和夫 虹の向こう側』。10月12日の放送では、久しぶりの「10の質問」に即答したり、松田聖子の企画アルバムについて楽曲の作曲者ならではの話をします。
セイコちゃんサマサマ
この放送の3日後、10月15日にデビュー45周年を迎えた松田聖子の企画アルバム『松田聖子×作曲家別企画<Seiko Matsuda Composer Series>』がリリースされます。4人の作曲家毎のアルバムが同時発売されるのですが、名を連ねるのは我らが財津和夫、そして大滝詠一、細野晴臣、呉田軽穂。
財津バージョンの『Seiko Invitation -Kazuo Zaitsu Works-』には、1981年~1984年に財津和夫が松田聖子に作曲提供した楽曲が収録されています。
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下田「作曲家別の作品集が発売されるんですよ、ありがたいですね」
松田聖子が大好きな下田アナ、嬉しそうです。
財津「ありがたいですけど、あの手この手ですね。いろんな角度から企画しています」
下田「45周年ですから。財津和夫さん(の作品)も私が知っているだけで、『夏の扉』、『チェリーブラッサム』、『白いパラソル』、『野ばらのエチュード』。他もたくさん」
財津「アルバムの中にね、いろいろ書かせていただきました」
下田「結婚式の歌もありますよ」
財津「それはひょっとして、『未来の花嫁』」
下田「そうそう!」
『未来の花嫁』のイントロを合唱♪する二人。
財津「懐かしーい」
下田「すごく、どれもこれも好き!松田聖子さんのコンサート、『夏の扉』なんかイントロが流れてきたらもうウワーってなりますよ」
財津「聖子ちゃんパワーですよね」
下田「いやあ、聖子ちゃんがやっぱりすごいもん」
松田聖子の話だと、いつもとは打って変わって(?) 毎度ハイテンションになる下田アナです。
財津「あんなに年取ったのに、って言ったら怒られるけど、年取ったって感じしないじゃないですか。凄いよね」
下田「いまだにスコートっていうミニスカートにハイソックスで」
財津「それができるっていうエネルギーとカリスマ性、本当に凄いです」
財津「ちょうど時代が、ニューミュージック世代が、だんだん隆盛してきて。そういう時代ですから、新しい才能を持った人がいっぱいいましたよ」
下田「財津さんご自身もご自身が歌う歌として、またチューリップの歌としてたくさんの曲を書いていらっしゃいますが、提供した歌がこんなに45年間愛されているっていうのはどんな気持ちですか」
財津「本当にありがたいっていうか、嬉しいですね。聖子ちゃんサマサマじゃないですか。聖子ちゃんじゃなかったらこんなに何十年も歌ってくれてないよね。歌い続けているから、忘れられない。凄いね」
下田「それは(曲の)提供者とそれを歌い継ぐ人のこのエネルギーとエネルギーがぶつかって45年だと」
財津「いやいや、聖子ちゃん1人の力ですから。間違いない。松田聖子様、ありがとうございます」
下田「ありがとうございます」
リアリストとロマンチスト
最近TULIPのファンになったという姉妹から、「財津さんのお人柄を知りたいので」という目的で、10の質問をお寄せいただきました。では、質問と財津の回答です。
①外出時はマスク、帽子、サングラスなどで変装している
⇒No
②ストーカー行為を受けたことがある
⇒No
③歌で愛の告白をしたことがある
⇒NoNoNoNo (と、なぜか何度も繰り返す)
④意中の女性をソロコンサートに招待したことがある
⇒No
⑤実は握手が苦手
⇒No
⑥特に用事がなくてもメールを交わすメル友がいる
⇒Yes
⑦7いつでも気楽にお茶に誘えるリア友がいる
⇒No
⑧TULIPやご自身に関するSNSはまめにチェックしている
⇒No
⑨かっこいい・渋い・色っぽいと言われて嬉しいのはどれ
⇒「色っぽい」
⑩アフタヌーンティー・夜のカクテル・夜明けのコーヒー デートするならどれ
⇒夜明けのコーヒーかな
下田「おー、セクシィ!」
「夜明けのコーヒー」といえば、ピンキーとキラーズの『恋の季節』(1968年)。この曲を突然合唱する二人、今日はテンションが高いようです。
下田「Noが多かった。意外なのは、〔③歌で愛の告白をしたことがある〕(答えは”No”)」
財津「これないでしょう。こんなことやる奴がいたら、僕殴りますよ」
下田「本当に?! イヤー、でもされたいわ~」
財津「されたいんですか?」
下田「『君のために作ったよ、♪チャララーン』みたいに」
財津「されたいっていう気持ちはわからないでもないけど…、それを本当にやったやつがいたら、僕は電話帳で殴ります」
下田「そうですか、へー(意外)」
いつも番組をお聞き頂いている皆さんには、二人のこの真逆の価値観、理解していただけるかと存じます。
下田「人によってはそういうことをされるアーティストもいらっしゃるかと思うんですけど…やっぱり愛を込めてっていうか自分の気持ちを告白する気持ちで作った歌はいっぱいあるでしょう」
財津「あーそうですね、うん、心の中にもあるモヤモヤみたいなものを歌った歌はありますね」
下田「『これ私のことだわ』って、言われて(歌われて)思えたら、嬉し~い!」
財津「そう思ってくれるのは嬉しいんですけど こっちは売れるか売れないかの瀬戸際で頑張ってますから」
下田「確かにそうですね(謝りつつ苦笑)」
財津「本当に色気がなくてすみません」
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下田「そして、〔⑩デートするなら夜明けのコーヒーがいい〕」
財津「夜のカクテルはもう年だし。僕ね、カクテルって本当真面目な話、生まれて一度しか飲んだことない」
下田「ちょっと甘いもんね。女性は好き、フルーツのカクテルなんか、色がすごいじゃないですか」
財津「あれ見てると、なんか化学の実験したその液体を飲んでいるような気がするんですよ」
下田「特にブルーハワイとかね」
財津「そうね、真っ青のやつとか。あれ飲むと本当に化学室にいるような気がして…というか、僕、バーとかに行かないんですよ。(相手に答えを求めるように)なんか、なんで行かないのかな」
下田「どうしてかしら。夜、お仕事だから?」
財津「それもあるんでしょうけども、何かのバーのカウンターで飲むっていうあの感じが、ちょっとかっこ良すぎて自分が行ったらできないなって思ってる」
下田「そう、でもウイスキーはお好きでしょ」
財津「ウイスキーは最近飲みませんけど、昔はよく飲んでましたね」
下田「『ちょっとマスター、ねぇ聞いてよ』みたいなそんな…」
財津「そういう世界に憧れますけど、なんかできないですよ、田舎もんだから。一度ね、やってみたいことはあるんです。カウンターで、ウイスキーの入ったグラスをズズズ-っと(滑らせる)あれ、やってみたいんですけど」
下田「ファンクラブイベントでやりましょう。みんなが(カウンターでグラスを滑らせる)財津さんを見て…」
財津「そこまでしてはやりたくないけど」
下田「(笑)夜明けのコーヒーがいいですか」
財津「はい。夜明けのコーヒーでいいですね。夜明けのコーヒーっていうことは、2人が密密になってる訳じゃないですか。僕、新しい言葉を作りましたよ」
下田「『密密』。いいね」
財津「『密密』になった後、夜明けのコーヒーを2人で飲みながら、一瞥したらもう向こうも一瞥返すみたいな。いいですねー」
下田「そしてちょっと朝もやが見える」
財津「いいですね、水平線が見えてるともっといいですね」
下田「…という妄想をしております」
次回10月19日の放送は、18時15分(午後6時15分)からの予定ですが、パ・リーグのクライマックスシリーズが延びた場合、放送時間が少し遅くなる可能性があります。
「デジャブ」についてお話しします。
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