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春夏秋冬、語源知っとう?

3日が「文化の日」ということもあり、11月は学校や公民館など各地で文化祭が行われています。RKBそばの百道浜公民館で「お天気教室」を主宰しているので、何かやってほしいと頼まれました。体操やカラオケ教室なら演技発表でいいのでしょうが、持ち時間10分で子供から大人まで100人以上を前に何をしたら良いのか?


考えた末、四季、「春夏秋冬」の語源について紹介することにしました。これなら誰でも興味があるのではないかと思ったのです。皆さんはご存じですか?まず、「春」。語源は「張る」です。発芽しようとする芽が、上に載っている土をはねのけようとピーンと茎を張るの意味です。ちなみに、英語ではバネという意味もあるSPRING。同じ意味合いですね。「夏」は、「暑つ」や「熱」から派生したそうです。また、収穫の時期で食べ物が「飽き」満ちるため、「秋」という言葉が生まれました。そして「冬」は、「冷ゆ」が語源の一つです。

もちろん諸説ありますが、せっかく四季に恵まれて生活しているのですから、覚えて損はないと思います。そう言えば、流行語大賞の候補に「二季」が入っていました。改めて、何とか四季を守っていかなければと、強く思いました。
 

龍山康朗=RKB気象予報士・防災士
毎日新聞福岡版 2025年11月28日掲載

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龍山康朗