
財津和夫、映画勉強のため55歳まで日芸映画学科をずっと目指していた
TULIP・財津和夫が、時には第2の人生を思案するRKBラジオ『財津和夫 虹の向こう側』。11月30日の放送では、大好きな映画の制作・プロモートを勉強するために学校を志していたことを明かします。
ずっと映画の勉強がしたかった
定年してから2年間の勉強の末、製菓衛生師に合格した、というお便りを頂戴しました。
財津「パチパチパチパチパチ(口拍手)」
下田「おめでとうございます」
財津「退職して5年経つ、っていう事は結構なお年ですよ」
下田「そうですね、60代か70代に差し掛かるか、って事でしょうかね」
財津「(お便りの最後の文面)『夢は続きます』って。羨ましい、元気いっぱい」
下田「製菓衛生士は国家資格です。実技はないようなんですけど、学校に通われる元気があるっていうのはすごいですよね」
試験当日の実技試練はなく、筆記試験だけですが、受験するためには 都道府県知事が指定する専門学校などの養成施設で1年以上学ぶか、現場での2年以上の実務経験が必要です。

財津「僕の事を言って申し訳ないんですけど、映画が大好きなんで、ある年までずっと映画学校に行きたいと。日芸(日本大学芸術学部)の映画学科に入りたい、ってずっと思ってたんです。バンド(TULIP)やりながらですけどね…55(歳)過ぎぐらいかな、諦めようかと思ったのは」
下田「その、デビューの後も映画の勉強をしたいと思っていた?」
財津「はい。『心の旅』は73年のヒット曲で、それからずっとステージでやってますから、もう何千回も歌っていると思うんですけど、そのたびに映画を作りたいなあ、映画の世界に入りたいなあ、と思った」
下田「うんうん」
財津「で、俳優の話が来たときに、一も二もなく、ちょっとその世界覗いてみよう、と思ってやったんですよ。やったはいいんですけど、『これはもう俳優はやれないな。演技もできないし待ち時間が嫌だ。この監督も嫌い』とかいろいろ思ったりすると、もうできない、と…やっぱり制作する側、プロデュース側がいいかなと思いながら、今度はり映画学科に入りたいと思った。でも、結局諦めました」
下田「どうしてかしら」
財津「だって、元気がなくなっちゃった。(お便りの主は)元気があるから今でも挑戦してらっしゃる」
下田「そうですね。夢が続くってどんな夢だろうね、またプランを教えていただいたら嬉しいです」
財津「どんなお菓子作ったかも、教えて欲しいです」
今日の一曲は、TULIP『We believe in Magic』。1997年(平成9年)発売のセルフカバー・アルバム『We believe in Magic Vol.1』内の唯一の新曲で、先行シングル発売されました。
ハマっている食べ物は?
卵かけご飯にハマっている、というお便りを頂戴しました。
財津「かけご飯にハマるって、改めてハマったんでしょうね」
下田「そうでしょうね」
財津「だって、朝ご飯とかよく卵かけご飯だったでしょう」
下田「なんかブームになったりもしましたよね。たまごかけご飯専用のお醤油・だし醤油が出たりして。そして卵かけご飯をTKGって書いてある。たーまーごーかーけーごはん、TKG」
財津「どうぞ勝手にやって」

下田「卵かけご飯は、大人になってからもうそんなにお召し上がりになりませんの?」
財津「そうですね。あの、嫌いじゃないんですよ。ただ、ぬるっとしてるじゃないですか、白身が。それが、ご飯を噛まないまんま喉を通過するような気がして。年寄りは噛まないと消化に悪い、と思っているんで」
下田「確かに、はい。じゃあ、卵かけご飯で言いますと、全卵を入れて食べるか黄身だけ乗せて食べるかっていう問題があって、確かにおっしゃるように全卵だとつるって入っちゃいますね、噛まずに。黄身だけにすると…」
財津「♫きみだけに~君だけに~」
ザ・タイガースの『君だけに愛を』(1968年)を急に被せて歌い出す、財津のおやじギャグです。
財津「GS(グルーブサウンズ)です」
下田「(笑)…白身が残っちゃうから、それ捨てたらかわいそうと思って、白身だけ焼いて食べて。大変だなぁ、と思います」
財津「白身だけ焼く?」
下田「はい、焼きました」
財津「最近ハマっている食べ物って言われてもなー、わかんない。トーストかな」
下田「トースト。これ、料理というかどうかわかりませんが」
財津「もう、トーストの作り方もわかんないから『ドースット、これ』って自分で言いながら、バターつけて焼くと美味しいなあと思います」
財津のおやじギャグが止まらなくなってます。下田アナ失笑。
下田「なるほどね。焼き時間どれくらいですか」
財津「1分半から2分」
下田「美味しくいただきましょう」
次回12月7日の放送は、通常通り18時15分(午後6時15分)からの予定です。
ビートルズのふるさと、リヴァプールについてお話しします。
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