UMAGAに掲載した大人気連載企画、西山健太郎さんの『福岡フルーツカクテル紀行』の中で編集部おすすめの名店を3軒選んでまとめました。
「ホテルオークラ福岡」のイチゴの特製カクテル「フレーズ・ド・モカ」
今回はホテルオークラ福岡の「ラウンジ&バー ハカタガワ」を訪問。
同店の魅力は何といっても、フード・ドリンクメニューの豊富さと14時から23時という営業時間の長さ。
レストランとバーの2軒分を同じ空間で味わうことが可能で、もちろん食前酒や食後酒を一杯だけという使い方もできる。
バーテンダーの塩沢英樹さんにおすすめいただいた一杯目は、イチゴを使ったオリジナルカクテル「フレーズ・ド・モカ」。
レシピは、ラム、イチゴ、ミルク、そしてコーヒーリキュールの「カルーア」。
「カルーア・イチゴミルク」とラムによる2層のグラデーションがグラスに浮かび上がる形でサーブされ、マドラーで混ぜ合わせながら飲み進んでいくのが楽しい。
低アルコールで作ってもらいたいときは、ラム抜きでもオーダーできる。
明るく開放的な昼の雰囲気とシックでスタイリッシュな夜の雰囲気が対照的な「ラウンジ&バー ハカタガワ」。
この2つの雰囲気を一度に味わいたいときは、ぜひ夕暮れ時に訪れてほしい。
『ラウンジ&バー ハカタガワ』の詳しい記事は、https://umaga.net/shop/75184/
リーガロイヤルホテル小倉「セラーバー」の「金柑バラライカ」
今回の「福岡フルーツカクテル紀行」の舞台は、北九州・小倉。
小倉駅の新幹線口からすぐの「リーガロイヤルホテル小倉」を訪れた。
1階にあるメインバー「セラーバー」は、このホテルが開業した1993年4月から変わらぬ佇まいで客人を迎える。
バーテンダーの並和也さんにおすすめいただいた一杯目は、ウォッカベースの季節のフルーツカクテル「金柑バラライカ」。
オレンジリキュール「コアントロー」とレモンジュースの華やかな香りと酸味に、宮崎県産のプレミアム金柑「たまたま」の甘みと風味が重なりあい、口の中で絶妙なマリアージュが生まれる一杯だ。
ターミナル駅のすぐそばに、こうした心落ち着く非日常空間があるのはとても贅沢だと感じる。
小倉の街に降り立った最初の一杯、あるいは小倉の街を旅立つ最後の一杯を味わう場として利用するのも、また乙なものだ。
『セラーバー』の詳しい記事は、https://umaga.net/shop/76274/
西鉄グランドホテル「グロット」の「キウイのジントニック&マティーニ」
今回は西鉄グランドホテルの「グロット」を訪問。
カウンター席とテーブル席からなる広々とした店内でひときわ目につく重厚なカウンターは、1969年4月のホテル開業時から使用されているもの。
「グロット」を担当する副支配人の小野文章さんにおすすめいただいた一杯目は、キウイのジントニック。
トニックウォーターがキウイの甘さと風味を引き立て、ベースのジンが後味を引き締める、実に爽快なロングカクテルだ。
ロンドンドライジン「ゴードン」は現存するジンの中で最も古い歴史をもつ銘柄の一つで、世界で最初のジントニックを生んだブランドともいわれている。
福岡を代表するクラシックホテルならではのセレクトに満足感が極まる。
「グロット」の魅力の一つは、館内のレストランから提供される多彩なスイーツやフード、昼夜で趣向が異なるアフタヌーンティー、そしてノンアルコールを含めたドリンクなどのメニューが充実していること。
また、午前10時から夜までの通し営業で、TPOに合わせて気軽に利用できるのも、ホテルバーならではの特典だといえる。
『GROTTO(グロット)』の詳しい記事は、https://umaga.net/shop/77474/
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