エクセルやアプリを使って家計簿を作るのは苦手と感じる方もいるかもしれません。そんな人におすすめなのが「ChatGPT」を用いた家計簿作りです。ChatGPTであれば対話形式で簡単に家計簿が作れるため、面倒な操作は不要で、節約について相談しアドバイスをもらうこともできます。今回はChatGPTでの具体的な操作方法も含め解説しますので、ぜひ挑戦してみてください。
ChatGPTってなに?家計管理に使うメリットは?
まずは、ChatGPTとはどういったものなのか、また家計管理に使うことでどのようなメリットがあるのかについて解説します。
ChatGPTとは?
ChatGPTは、米OpenAI社が提供する生成AIサービスです。「〇〇を教えて」とチャットや音声で質問すればすぐさまAIが回答してくれる対話形式のサービス(チャットボット)であり、文字での回答だけでなく、表の作成やデータの整理などをAIに指示することも可能です。
家計簿の作成も可能であり「食費にいくら使った」「交通費がいくらかかった」とAIに伝えるだけでAIがすぐに家計簿を作ってくれます。なおChatGPTは無料版と有料版がありますが、無料版でも家計簿の作成は可能です。
どういったメリットがある?
ChatGPTで家計簿を作るメリットは、とにかく楽であり時短になることです。エクセルで家計簿を作ろうとすれば表を作成するのにも一苦労ですが、ChatGPTであればそうした面倒な作業はAIが行ってくれます。自身が行うことは、どこでいくらお金を使ったかを伝えるだけです。
また「この家計簿を見てどうやったらもっと節約できる?」等、家計の改善点を相談できるのもChatGPTならではのメリットです。
具体的な使い方ステップ
それではどのようにしてChatGPTで家計簿を作ればよいのでしょう。ここでは実際の使い方を順を追って解説します。

ステップ1.収入・支出のざっくり把握
最初に家計簿に入力する収入・支出の情報を整理します。「今月いくら収入が入ったか」「どこで何にお金を使ったか」を整理します。まずはメモやレシートを集め、ざっくりと把握しましょう。
ステップ2.ChatGPTにログイン
スマホやPCでWEBブラウザを開きChatGPTの公式サイトにアクセスしログインします。GoogleアカウントやAppleアカウントがあればすぐにログインできます。無い場合は電話番号やメールアドレスを使ってログインすることも可能です。
ステップ3.家計簿スレッドの作成
質問バーに「このスレッドを我が家の家計簿にしたいです」と入力します。

そうすると家計簿専用のスレッドが自動作成されます。以下の画像上ではスレッド名は「家計簿作成サポート」、タイトルは「我が家の家計簿」と生成されましたが、この名称は自動作成されるため都度ランダムに変わります。またこれらの名称は後で自分の好きな名前に変更することも可能です。

ステップ4.家計簿データの入力
レシートなどを見ながら家計簿として付けるデータを入力します。「日付, カテゴリ, 金額, メモ」を1セットとして入力するとChatGPTのAIが判断しやすくなります。例として「2025/11/1, 交通費, 500円, 電車」のようなイメージです。

そうすると、入力したデータが今月の詳細エリアに表示されます。

同様に、食費、日用品費、交際費、給料など、今月の支出・収入に関するデータをどんどん入力していきましょう。

入力が面倒な場合は、レシートの写真を撮影してChatGPTにアップロードし、データを抽出することも可能ですが、手入力に比べて認識精度が落ちる可能性もあります。
ステップ5.家計簿の確認
入力した家計簿データは対話により確認できます。例えば「今月の合計支出は?」と聞けば「今月の合計支出は〇〇円です。」と回答してくれます。「〇〇月の合計支出は?」「今年一年の合計支出は?」のように月や年を指定して確認することもできます。

「今月の合計支出の詳細は?」「カテゴリー別に集計して」「円グラフ化して」といった聞き方をすれば、より詳細な支出情報を様々な形式で表示してくれます。

ステップ6.家計の相談や改善点
ChatGPTでは、単に家計簿を作るだけでなく、家計についての相談をすることもできます。ここでは具体的なプロンプト例をご紹介します。
「今月の家計の問題点は?」
「節約するにはどうしたらよい?」
「来月〇万円貯めるにはどうすればよい?」
など
このようなプロンプトを入力するだけで、ChatGPTに簡易なアドバイスをもらうことができます。もっと具体的なアドバイスが欲しい場合は以下のような具体的なプロンプトを入力します。
#お願い
あなたは家計の達人です。一般的な家計の支出と私の家計の支出を比較/分析した上で、私の家計の支出削減のための具体的な提案を5つ出してください
#目的
毎月の家計の支出を10%削減し、貯蓄を増やすため
#情報
・主な月々の支出:
・食費:〇万円
・住居費(家賃・光熱費):〇万円
・趣味/娯楽:〇万円
・交通費:〇万円
・医療/健康費:〇万円
・その他:〇万円
・家族構成:例)夫、妻、小学生の子供1人
・住んでいる場所:〇〇県〇〇市のマンション
#ルール
・日常生活を大きく犠牲にしない範囲で提案すること
#出力
・表形式
入力した家計簿データを基に、ChatGPTが問題点や改善点などを分析しアドバイスをしてくれます。
ChatGPTを家計管理に使う際の注意点
ChatGPTを家計管理に使う上でいくつか注意したい点やデメリットとなる部分もあります。ここではChatGPTを使う上での注意点についてまとめます。
チャットは具体的に
ChatGPTはチャットの仕方次第で判断や回答の精度が変わってきます。例えば家計簿データの入力において「スーパーで1000円」のように漠然と入力すると、支出・収入の分別やカテゴリ分別が正しく行われないことがあります。「2025/11/2, 食費, 1000円, スーパーで買い物」のように具体的に指示するのが望ましいです。
ChatGPTは完璧ではない
ChatGPTのAIは高性能ではありますが、必ずしも正しい回答が得られるとは限りません。例えば「節約するにはどうしたらよい?」と質問したとしても、ChatGPTは節約の専門家ではないため、十分な節約方法を提示できなかったり、当たり障りのない回答となってしまうこともあります。そのため完璧だとは思わず参考程度に受け止めるのがよいでしょう。
無料版では制限がある
ChatGPTの無料版はメッセージ数、グラフ化の回数、使える機能等に様々な制限があります。メッセージ数制限などは日を跨げばリセットされるものの、ヘビーユーズには向きません。そのため多用する方の場合は制限が緩和された有料版「ChatGPT Plus」「ChatGPT Pro」を検討してみるのもいいでしょう。
個人情報の取り扱いには注意
ChatGPTに入力したデータはサーバー上に残ってしまうため、本名、住所、連絡先、口座番号などの個人情報の入力は避けるのが望ましいです。支出名や金額など、データとして残っても当たり障りのない情報のみ入力するようにしましょう。
以上、ChatGPTを使った家計管理について解説しました。ChatGPTを使えば会話感覚で簡単に家計簿が作れるので、エクセルやデータ管理が苦手な方こそおすすめの手段です。家計についての相談・アドバイスも受けられるため、ChatGPTと二人三脚でより良い家計管理を目指してみてはいかがでしょう。
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