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すべてがちょうどいい。日常に寄り添うコーヒーショップ

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福岡にあるたくさんのカフェのなかで、あらゆる点で“ちょうどいい”と感じるお店は貴重な存在。コーヒーやフードのおいしさはもちろん、狭すぎず広すぎない空間、心地よい接客や人の賑わい、普段使いできる価格、いつでも開いている安心感など、どの面でも満足できるのが、2019年12月にオープンした「ROUND COUNTER(ラウンドカウンター)」です。

お店が位置するのは、古小烏町の城南線沿いに建つビルの1階。店名の通り、店内の中心には円形を描いたカウンターがあり、その両脇に座席が配置されています。

以前この場所には歴史を感じる歯科医院があり、城南線を通るたびにレトロでかわいい窓の格子を見ては「これがなくならないといいな」と思ったものです。そのヴィンテージ感を程よく残した店内には、それぞれの個性がありながら統一感がある椅子やテーブルが並んでいます。パーティションやソファなど歯科医院から引き継いだ家具も使われています。

店主・久保光太郎さんはアパレルの専門学校を卒業したのち、東京の「エドウィン」にパタンナーとして勤務。ヴィンテージのコーヒー器具などを趣味で集めていたことから、コーヒー豆や淹れ方にもこだわるようになったそうです。ある時、鮮烈な味わいのアイスコーヒーを飲んだことから追求心がわき、コーヒーの道へ。地元の福岡に戻り、薬院「REC COFFEE」でバリスタとして働き始めました。「何万本ものデニムを作って、街ではいている人を見かけたとしても話しかけることはないですよね。お客さんともう少し近い距離で関わる仕事をしたいと思ったのもコーヒーを選んだ理由です」と久保さんは振り返ります。

当時の「REC COFFEE」はちょうど規模が拡大していたタイミング。飲食業未経験だった久保さんは、バリスタとしての技術や接客はもちろん、新店舗の立ち上げ方など、すべてを一から学び、その経験がいまの店舗に活きているそうです。

「REC COFFEE」にオーダーしているコーヒーは、ハウスブレンド、エチオピアブレンド、ローストブレンドのほか、シングルオリジンやシーズナルコーヒーなどが用意され、ホットコーヒーなどで味わうことができます。カプチーノやカフェラテなどエスプレッソ系ドリンクには、エチオピアとグアテマラをブレンドした中煎りのハウスブレンドが使われます。

多彩なコーヒーメニューや紅茶、ソフトドリンク、アルコールのほかに、季節のデザートやケーキ、トースト、ホットドッグなども揃っています。平日8:00~11:00のモーニングタイムは、日替わりコーヒーやバタートーストなどを通常より安価で楽しめるのもうれしいですね。

トーストの人気メニュー「ダブルエッグ」(638円)は、たっぷりの卵フィリングの上に黄身が溢れ出す半熟卵がのった食欲をそそる一品。贅沢なダブルエッグを受け止める食パンは、薬院「loma BAKERY」のもので、バターの代わりにマスカルポーネと生クリームを使ったリッチな味わいがより満足度を高めてくれます。

中煎りのハウスブレンドを使う「カフェラテ ホット」(616円)は、ミルクのまろやかさの中にコーヒーのビター&フルーティーな風味が溶け込み、このお店ならではの個性を感じられる味わいです。

ホットコーヒー「エチオピアブレンド」(594円)も酸味と苦みのバランスが絶妙な一杯。気前のいいたっぷりサイズもうれしいですね。デザートの「スパイスケーキ」(550円)は、シナモン、クローブ、カルダモンなど数種のスパイスを効かせたキャロットケーキ。コーヒーとの相性のよさは言うまでもありません。

また、この場所で過ごす時間に加えて、自宅でのコーヒータイムも楽しんでほしいという想いから、販売しているコーヒー豆の種類やコーヒー器具も充実しています。さらに、久保さんのパタンナーとしての技術を活かしたプロダクツも素敵なものばかり。「REC COFFEE」や六本松「COFFEE MAN」などでも使われているエプロンやミリタリーテイストを取り入れた「エフェクトバッグ」などが並びます。

ドリップバッグがちょうど入るサイズの巾着は、久保さんの友人のアーティストとコラボしたものもあり、いくつも集めたくなるかわいさです。ユニークな刺繍が入った巾着とドリップバッグのセットはギフトや福岡みやげとしてもよろこばれそうです。

取材に訪れた日、常連から旅行客、一人で過ごす人やおしゃべりを楽しむ人など、さまざまな人が思い思いの時間を楽しんでいました。「どんな方も自由に時間を過ごしてほしい。そこにおいしいコーヒーを提供できれば」という久保さんのフラットな姿勢が、このお店のちょうどよさを生み出している理由ですね。ぜひ「ROUND COUNTER」を訪れて、心地よさを感じてみてください。

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この記事を書いたひと

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