鹿児島市に店を構える「菓子のひらた」。創業60年を迎える菓子店を営むのは、比良田輝明(ひらた・てるあき)さん85歳だ。
製造から販売まで1人で店を切り盛りしている店は、かつて鹿児島の郷土菓子・かるかんをはじめとする和菓子からケーキなどの洋菓子まで、幅広い種類の菓子をつくっていた。
しかし今、店に並んでいるのはどらやきだけ。
たくさんの菓子の中からどらやきに絞りつくり続けるわけは、二人三脚で店を切り盛りしてきた亡き妻との思い出にあった。
「店を守りたい」と高齢になってもつくり続ける、比良田さんこだわりのどらやきを求め、県内各地からファンが訪れる。“どらやきだけの店”と言いつつ、どらやき以外のお菓子が店に並ぶ時も。“春は桜餅・夏は淡雪羹・秋はおはぎ・冬には餅”など、季節に応じた菓子が期間限定で販売される。これらの菓子はすべて常連客からの要望でつくったものだ。「お客さんの頼みは断れない」と季節菓子を店に並べたり、地域の行事にも積極的に参加したりと、地域を愛し、地域にも愛されている比良田さん。
お菓子で地域を笑顔にしている比良田さんの日々を追った。
(MBC南日本放送/鮫島薫乃)
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