松本市の「三の丸エリアビジョン」。江戸時代に松本城の三の丸だった地区を、現在のとらえ方で活性していく計画が進行しています。行政の計画ですが、「この街をどうしていきたいか」という住民へのインタビューをもとに企画を立て、一緒にやりたい人に参加してもらうという手法をとっていて、とてもおもしろい!
そんな計画のひとつが「松本市近代遺産」です。築50年以上のもので、近代の町の歴史を伝えて町の魅力につながるようなものが認定されていて、その数は116件(2026年1月現在)。松本市中心市街地活性本部の伊波麗奈さんが、「松本市は国宝・松本城以外にも、町の景観は小さな家だったり店だったり、それが並ぶことで景観というものができあがっているので、そのひとつひとつを大事にしていきましょうということで松本市近代遺産というのが成立しています」と解説してくれました。
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中町通りという通りにはその件数も多く、看板建築が見事に残っていて、現役店舗でもある「みどり薬局」や近代遺産を超えて市の登録文化財に昇格した黒いしっくい造りの「壱の蔵」などが並んでいます。そのまま営業や居住を続けられている建物も多いのですが、昭和12年に建てられた旧第一勧業銀行の建物は「アルモニービアン」というレストラン・結婚式場になり、昭和5年に建てられたビルはNTT東日本のオフィスとして活用され続けています。
伊波さんによると「リノベーションされているのは全体の1割くらい。カフェなどに使われている事例もあります。守るだけじゃなく活用ということもしてもらえれば…」と。また、まち歩き・まちめぐりの時に使えるよう、Googleマップを使って松本市近代遺産がどこにあるのかという表示マップを作っています。「松本市近代遺産」で検索してください。「市民も『ここにあるんだ』って新たな発見をしてほしいし、住んでる人も訪れる人も『こんな魅力があったんだ!』っていう使い方をしてほしい」と伊波さんが笑っておっしゃってました。
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