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女鳥羽川の川景色 ~ 松本市

松本市の街なかに女鳥羽川という川があります。ここは松本城の天然のお堀としての役割があって、この川で武士町と町人町が分けられていました。その川岸で、昨年取材中に気づいたのが「あれ?こんなに河川敷に人がいたっけ?」ということ。水遊びしてたり写真を撮ったり。

その疑問に松本市中心市街地活性本部の寺沢亮さんが答えてくれました。「そう。女鳥羽川で過ごす人、増えてます。修学旅行生が水遊びしてたり、コーヒーを飲む人がいたり、結婚式の写真の前撮りをしたり…」と。

さらに昨年は女鳥羽川を活かした特別な企画も行われたそうで、六九(ろっく)地区では、7月の最終土曜日の午後に「リバーサイド バザール ココソワール」という川辺で飲食や音楽を楽しむ催しをなさったそう。川沿いにクラフトマン手作りの木製カウンターテーブルが並び、LEDのランタンの明かりが灯されるなか、マルシェで販売されるドリンクやフードを楽しむというもので、河原ではジャズの演奏も行われるという素敵な演出!

 

リバーサイド バザール ココソワール

 


観光客も多いナワテ通り入り口は、ベンチとカウンターがあってひと息つける素敵な場所です。寺沢さんの憩いの場所でもあるそうで、「時々ここでコーヒー飲んだりしてます」とおっしゃってました。

 


「川がすぐそばにある環境がすごくいい!」ということを、松本の市民のみなさんが実感しているからこその取り組みだと、寺沢さん。「福岡市と比べたら全然だけど、松本という都市の中にこれだけ水がきれいな川が流れているなんてなかなかなくて。この川も上流から流れてきてるだけでなくて、途中で湧き水とかが入ってるんでどんどんと水質がよくなってるんです。川の横からレーザービームのようにみずがでてくるんですよねー」ともおっしゃいます。寺沢さん、川を楽しめるか調査するためにライフジャケットを着用して女鳥羽川を流れてみた…という強者でした。

「住んでる僕たち松本市民が『川の音を聞き、眺めながら暮らすというのが本当にいいものだ』とあらためて感じてるんです」とも。同じように感じる松本の、三の丸エリアの住民のみなさんが、草刈りボランティアに参加し、地元の高校生も加わり…という下支えがあるからこそ生まれた景色だと言います。

 

 

これらの取り組みのベースにあるのが、松本市の「三の丸エリアビジョン」。中心地をどんなふうに活性させていくのか、住民を中心に考え行動していくための指針です。「松本市って、外から見ると、松本城もあるので観光地だと思うでしょうが、『この町をどうしたいか』考える中で、観光客をお呼びすることも大事だけど、まず地元の暮らしを大事にしたい。暮らしを大事にすることで、住民が『自分たちの町ってこんな風にいいんだよ』って語れるようになると思うんです。そういった町になるっていうのが実は観光客へのおもてなしになるのではないかということを含めて、“誰かに語りたくなる暮らし”を作るというのを掲げてます」と、寺沢さんが解説してくれました。

そうなんですよ。信州人、語ってくれますんで、ぜひぜひ地元愛を聞いてください。

 

 

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