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不器用でも、前へ ~フルーツバス停の革職人~

長崎県諫早市小長井町に暮らす森英史(ひでふみ)さん(41)。

町のシンボル、いちごやメロンの形をした“フルーツバス停”をモチーフに、

革小物をつくっています。


高校卒業後、県外でエンジニアとして働いていましたが、

24歳の時、筋力が徐々に低下する難病「筋ジストロフィー」と診断されます。

階段の昇降や立ち上がり、重い物の運搬…。

体の変化と向き合うなかで仕事を続けることが難しくなり、

30歳で故郷にUターンしました。


たまたま趣味で革の小物を作ったことをきっかけに、

ものづくりの楽しさに引き込まれていきます。

エンジニアとしての道を諦めざるを得なかった森さんにとって、

革づくりはもう一度前へ進むためのきっかけとなりました。


ブランド名は「アルディジャーノ マルデストロ」。

イタリア語で“不器用な職人”という意味で、器用ではないけれど、

時間をかけて丁寧に作る自分らしさを込めています。

一つ一つ手作業で仕上げる革小物は、町を訪れた人たちのお土産として人気を集めています。
不器用でも、前へ。

進行する病と向き合いながら、自分のペースで歩む森さんの日々を追いました。

(NBC長崎放送/井手春菜)

 

 

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