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心底応援したくなる、王道・博多豚骨ラーメンでの新規出店

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今年2026年のこれまでの福岡ラーメン業界をみると新規店舗数、特に個人店での出店が例年よりも“少ない”印象を受けます。その詳しい理由については、1年を総括する年末にしっかりと述べたいと思いますが、ここでは出店総数のパーセンテージでだいぶ盛り返しているジャンル「豚骨ラーメン」について触れたいと思います。 個人的にも応援したい王道博多ラーメンの新店「ラーメン ショーゾー」を紹介しましょう。

ラーメンショーゾー外観

「ラーメン ショーゾー」は6月4日、早良区有田の県道558号沿いにお目見えしました。「ぎょうざの丸岡 福岡有田店」などと同じ一角で、19台分の共用駐車場も備えています。

店主は川上翔三(かわかみ・しょうぞう)さん。僕自身がショーゾーさんと初めて会ったのは、彼が独立直前まで在籍していた「かなでグループ」の1店、「中華そば かなで 豚と節」(天神)で店長をしていた時のことです。「ゆくゆく自分の店を出す時は、シンプルな豚骨ラーメンをやりたいんです」とその時から話していたので、まさに有言実行。「ラーメン ショーゾー」は、博多ラーメンのど真ん中をいくようなシンプルな豚骨ラーメンが看板です。

ラーメンショーゾー店主

「『かなで』の松尾龍太郎社長には本当にお世話になりました。今も気にかけてくださりありがたいですね」と感謝を述べるショーゾーさん。「かなで」は、超濃厚豚骨から始まり、現在は創作白湯、さらには鶏出汁中華そば、煮干し系など、1店舗1ブランド展開で人気を博してきたグループです。ショーゾーさんはこの名店に約4年間身を置き、ラーメン職人としてさまざまな引き出しを得ました。しかし、また異なる「博多豚骨」に美学を見出した背景には、それよりも前、少年時代のラーメン体験が大きく関係しています。

ショーゾー店主2

ショーゾーさんは1993年、福岡市南区出身。今も輝きを放つ老舗「一九ラーメン 老司店」をヘビロテするラーメン小僧であり、16歳の時にアルバイトとして同店に入りました。「時給も良かったし、好きな店のラーメンをまかないで食べられるなんて最高」という軽い気持ちだったそうですが、振り返ってみればそこから現在の30代半ばに至るまで、ラーメン一本道。19歳の時には「ラーメンTAIZO」に入り、系列の「た組」でも勤務。そして29歳で前述の「かなでグループ」に入社したという経緯です。

「『一九ラーメン』がこの世界にのめり込むきっかけを作ってくれ、『TAIZO』でラーメン作りの基本を、『かなで』では応用編を学ばせていただきました。修業を経て“自分の色”として出したいと強く思ったのが、僕自身が子供の頃から親しんできたようなシンプルな博多ラーメンでした」とショーゾーさんは語ります。

ショーゾー味玉ラーメン

いま「ラーメン ショーゾー」で出している「ラーメン」(800円、写真は味玉入り950円)は、僕自身の記憶を振り返ってみても、住吉にあった頃の「TAIZO」に近い味だろうと思います。豚頭のみを使った取り切り手法。油分を抑えた比較的サラリとしたスープ。「TAIZO」の名物であった“黒”はありませんし、かえし(醤油ダレ)もまた別モノですが、ベースのスープには店主・古賀泰三スピリッツが宿っているような気がします。毎日食べても飽きがこないラーメンですね。麺には「博多製麺処」謹製の細ストレートを合わせています。

ショーゾー辛子高菜

無料で提供される辛子高菜も店でしっかりと味と辛さを入れたもので、濃い色合いと、後味にくる刺激的なシビれが特徴。ラーメンだけでなく、白飯にもとてもよく合うタイプです。
また、豚骨ラーメンと合わせてメニューの柱に掲げている「まぜそば」(950円)も注文しました。

ショーゾーまぜそば

「まぜそば」はショーゾーさんが「中華そば かなで 豚と節」の店長時代に開発したもので、松尾社長の許可を得て提供しています。この存在感のある太平麺も「博多製麺処」のもの。甘く濃厚な九州醤油のタレ、ほんのり魚介風味が香る油、そして崩した卵黄を麺としっかり混ぜ合わせていただきます。炙りチャーシューの香ばしさ、大葉の爽やかさも渾然一体となり、実にうまいです。

オープンしてまだ3か月なので真価を問われるのはこれからですが、「ラーメン ショーゾー」には今後も大いに注目していきたいと思います。何よりショーゾーさんの人柄と丁寧な仕事ぶりにはとても好感が持てます。師匠である「かなで」の松尾さん、「TAIZO」の古賀さんをはじめ、ショーゾーさんのTAIZO時代の先輩である現「ケンボーラーメン」の山本健司さんなど、皆からショーゾーさんが愛されている理由もよく分かる気がします。
豚骨ラーメンの世界に、ショーゾーさんのような意欲的な若手がどんどん出てきてくれるのを切に願っています。

ショーゾー食券機
店舗名:ラーメン ショーゾー
ジャンル:ラーメン
住所:福岡市早良区有田3-10-12
電話番号: 092-600-3599
営業時間:11:00~20:00
定休日:水曜
席数:カウンター6席、テーブル4席
メニュー:ラーメン800円、味玉ラーメン950円、チャーシューメン1,100円、替え玉150円、まぜそば950円、味玉まぜそば1,100円、チャーシュー丼400円、明太マヨ丼350円
URL:https://www.instagram.com/ramen_shozo/?hl=ja

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この記事を書いたひと

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