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「博多どんたく」まで1週間 高校3年生“初パレード”への思い 福岡

「博多どんたく港まつり」は、3年ぶりの開催まで1週間、着々と準備が進んでいます。2年連続で中止となり、今年初めてパレードに参加する高校3年生たちの思いを取材しました。

地元の園児たちにお披露目されたのは、どんたくに合わせて運行される「花自動車」。今年は、鬼に見立てた新型コロナを退治しようと「ももたろう」のデザインに、ホークス、アビスパのデザインも仕上がりました。

■園児「きれいだった」「楽しかった、ももたろう見たことある」
■西鉄広報課 熊井強課長「祭りに華を添えたい」

3年ぶりの開催となる今年のどんたく、パレードの時間を6時間から4時間に短縮し、参加団体の数も半分ほどに減らすなど規模を縮小した上で、参加者にはマスクの着用や消毒・検温などが求められます。パレードなどの様子はYouTubeで配信し、沿道での観覧は控えるよう呼びかけています。
毎年、演奏や旗の演技で祭りを盛り上げてきた精華女子高校の吹奏学部です。2年連続で「どんたく」は中止となっていたため、3年生の部員にとっては、最初で最後の参加となります。

■精華女子高校3年 梶井かりんさん「どんたくに出られないまま引退するのは嫌だなと思っていたので、とても嬉しかったです」

パレードでの動きをそろえるため、着地の仕方やタイミングを何度も繰り返し確認します。コロナ下で規模が縮小されたどんたくは、これまでとは配列も異なります。

■精華女子高校吹奏学部 田邊やや副顧問「今までは8列でやっていたんですけど、どの団体も4列で、お客さんから列までが2メートル絶対に空くように、生徒同士も1メートル空くようにという指定があるので、それを守りながら練習しているという感じです」

また、マスクを着用したままの演奏や演技となるため、いかに表情を伝えるかが課題となります。

■精華女子高校3年 松本凜さん「まだまだ感染は続いていると思うので、少し落ち込んだ気持ちとかを、ちょっとでも精華の演奏でハッピーな気持ちで見て頂けるような、明るい演奏をしたい」

3年ぶりの「どんたく」まで残り1週間、それぞれの思いを胸に本番まで調整を続けます。

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