エコ・デジタル・ロボットの最新技術 北九州市で総合展示会「課題解決EXPO 2022」

テープカット「どうぞ!」
小倉北区の西日本総合展示場では、環境エネルギーやデジタル技術、ロボット産業など、地域の課題解決をテーマとした7つの展示会が同時に開催されていて、企業や大学など約260の団体が参加しています。
RKB浅上旺太郎「ペットボトルをリサイクルして、こちらの洋服が作られています。そして今回は新しく、こちらの水が入った容器も作ったということです」

こちらの学生服は今年4月から北九州市内の中学校で使われているもので、生地の6割がペットボトルを再利用したポリエステルでできています。北九州市若松区に本社を置く会社は、ごみとして捨てられたペットボトルを分解し新しいペットボトルとして再利用するなど、循環型の社会を目指しています。

「透明ですよねー?」「そうですね、新品と思う方もいらっしゃるかな」
西日本ペットボトルリサイクル 箕内康介チーフ「リサイクルの優等生だと思っていますので、ペットボトルは。どのようなものにでも対応できるというところをアピールしたい」

今年は「節電」や「省エネ」に関するブースも数多く出展しています。
ドットウェルビー・エム・エス 青木宏和担当部長「空調に特化した節電システムです」
このシステムはエアコンの室外機を制御することで消費電力を削減します。外の気温や湿度を計測し、室内にいる人が不快にならないよう自動的に冷房を送風に切り替えます。
ドットウェルビー・エム・エス 青木宏和担当部長「何も制御がないとどんどん使用量も増えてしまいます。一般的なオフィスビルの場合は、全体の1割の電気料金が削減できる形になっています」
他にも、食品会社の余った食材をたい肥にするシステムや、電気で動く小型の乗り物なども展示されています。

主催者は「展示会を通し技術交流や産学官の連携を目指したい」としています。
北九州観光コンベンション協会 衛藤弘之事業課長「多種多様の企業にお集まりいただき、地元の企業に還元して、地元の経済のアップにつなげていきたい」
「課題解決EXPO 2022」は8日まで開かれていて、入場は事前登録が必要となっています。