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“物価高騰の波”超ロングセラーのアイスクリームにも影響~「ブラックモンブラン」も値上げ

暑い時期は特に食べたくなるアイスクリームも、今年に入り値上げが相次いでいます。ロシアによるウクライナ侵攻や急激な円安など、業界にとって今年の夏は厳しい状況となっています。  

 

1日あたり約25万個

佐賀県小城市に本社を置く竹下製菓。現在、1日あたり約25万個のアイスクリームを製造しています。
RKB若松康志「竹下製菓といえば、こちらブラックモンブランです。バニラアイスに、チョコレートとクッキークランチをまぶした洋菓子風のアイスは、幅広い世代に愛されています」
 

明治27年創業「竹下製菓」

ブラックモンブラン原材料は15%値上がり

明治27年に創業した竹下製菓は元々、マシュマロなどの洋菓子を製造していました。1969年に、3代目の社長がブラックモンブランを発案し発売すると、瞬く間に人気を呼び、今では年間2000万本も売れる超ロングセラーの商品となりました。

しかし、そんな看板商品にも物価高の影響が及んでいます。
竹下製菓 竹下真由社長「原材料はほぼほぼ全て、値上げの要請が来ておりまして」

ブラックモンブラン原材料は15%値上がり

6月の値上げは急激な円安は反映されておらず、工場のエネルギーコストや商品を運ぶ輸送費など、今後さらに厳しい状況が予想されます。
竹下真由社長「容量の見直しとか価格見直しのタイミングというのは、遠くない将来にあるんじゃないかなと、値上げをどこまでお客様に本当にご理解いただいて受け止めていただけるんだろうというのは、ものすごくやっぱり不安ですね」
ブラックモンブランの原材料は、去年の同じ時期と比べ平均で15%値上がりしています。

製造ラインやスタッフの勤務体制の見直しなど、経費の削減で対応してきましたが、今年の6月からブラックモンブランなど一部の商品を10円値上げしました。
竹下真由社長「今回の様々な原材料や関連資材の値上げというのは、企業努力で抑えられる限度を軽々と超えていった。値上げを決めた後に、社会情勢がまた変わっていったということもあって、今回の値上げでは正直全く吸収できていないんです」

価格などの見直し「遠くない将来に・・・」

6月の値上げは急激な円安は反映されておらず、工場のエネルギーコストや商品を運ぶ輸送費など、今後さらに厳しい状況が予想されます。
竹下真由社長「容量の見直しとか価格見直しのタイミングというのは、遠くない将来にあるんじゃないかなと、値上げをどこまでお客様に本当にご理解いただいて受け止めていただけるんだろうというのは、ものすごくやっぱり不安ですね」

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