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福岡県は20日、土地取引価格の目安となる「基準地価」を公表しました。県全体での地価の平均変動率は3.1%アップし、2年連続で全国1位でした。
上昇率は2年連続で全国1位
福岡県が公表した今年7月1日時点の「基準地価」。調査は、県内922の地点で行われました。地価の平均変動率は前の年に比べ3.1%アップし、2年連続で全国1位でした。
不動産鑑定士 高田卓巳さん「投資用不動産であるオフィスであるとか、賃貸マンションであるとか、物流施設を欲しいという人たちが非常にたくさんいる、あわせて分譲マンションとか戸建て住宅地を欲しいという個人の方も非常に多いと、そういう状況で地価が非常に上昇している」
歓楽街・中洲も今年は上昇
住宅地は「輝国2丁目」12.9%上昇
県内の商業地で最も価格が高かったのは、天神ビッグバンによる再開発が進む福岡市天神1丁目。1平方メートルあたりの価格は850万円で、6年連続のトップです。

RKB原口佳歩「新型コロナの影響で地価が下落していた歓楽街・中洲も、今年は上昇に転じました」去年、福岡市の商業地で唯一地価が下落した中洲も、小型店舗の需要が回復し1.0%上昇しています。
北九州市の住宅地は「片野新町1丁目」
久留米市「商業地」で上昇傾向続く
住宅地で上昇率が最も高かったのは、地下鉄七隈線の六本松駅から徒歩圏内の福岡市中央区輝国2丁目です。12.9%上昇しました。地下鉄七隈線が博多駅まで延伸することからマンションの建設が進んでいます。
北九州市の住宅地は「片野新町1丁目」
2年連続で上昇率全国1位となった福岡県。今後の見通しは・・・
不動産鑑定士 高田卓巳さん「世界的にインフレになっているし、円安にもなっている。海外資金が日本の不動産に流入しやすい状況にもなっているので、当面は今の状況が続いていくんじゃないかなと思っています。分譲マンションであるとか、物流用地であるとか、引き続き高い上昇率を続けていくかなと思っています」
RKB浅上旺太郎「北九州エリアの住宅地で上昇率が最も高かったのが、小倉北区片野新町1丁目の地点です」北九州市の中心市街地で共同住宅向きの土地需要が増加していることから、11.1%上昇しました。
久留米市「商業地」で上昇傾向続く
久留米市では商業地で上昇傾向が続いています。西鉄久留米駅から程近い東町の地点では、6.1%上昇。利便性が高く、マンション用地の需要が堅調に推移していることが要因とみられます。
福岡県の「今後の見通し」は
2年連続で上昇率全国1位となった福岡県。今後の見通しは・・・
不動産鑑定士 高田卓巳さん「世界的にインフレになっているし、円安にもなっている。海外資金が日本の不動産に流入しやすい状況にもなっているので、当面は今の状況が続いていくんじゃないかなと思っています。分譲マンションであるとか、物流用地であるとか、引き続き高い上昇率を続けていくかなと思っています」
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