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「真田丸」黒田長政役が“小倉城”を舞台に熱演「地元で恩返しがしたい」

地元ゆかりの戦国武将などに扮して観光のPR活動を行う武将隊が北九州の小倉城にも登場しました。演劇の脚本と演出、主演を務めるのは大河ドラマに出たこともある地元出身の俳優です。

関ヶ原の戦いを熱演

「そなたにはここで死んでもらう!」
新型コロナの影響で3年ぶりの開催となった「小倉城まつり」。天守閣前の特設ステージで迫力ある演技や殺陣を披露しているのはこの日が初舞台となる「小倉城武将隊」です。戦国時代の武将、細川忠興が関ヶ原の戦いで活躍し、小倉城を築城する話を熱演しました。
観客「かっこよかったですキレキレでしたね」 観客「本人になりきっているという感じですごかったです」

脚本演出は“大河俳優”

初舞台の1週間前、武将隊のメンバーは台詞の言い回しを確認するなど真剣な表情で稽古に臨んでいました。
主演の細川忠興を演じる大神拓哉(おおが・たくや)さん。今回は脚本に演出、振り付けとスタッフの演技指導も担当しています。
大神さん「このお城は細川忠興が作ったので、小倉の人たちに忠興のことを好きになってもらいたいと思って」
北九州市出身の大神さんは東京でおよそ20年役者を続け、NHKの大河ドラマ「真田丸」では黒田長政を演じました。

神職→“武将”に

そんな大神さんがなぜ、地元で武将隊をやっているのか?現在の仕事を調べてみると・・・、38歳の大神さんは、今年4月東京から北九州市に戻り、実家の神社で神職として働いていました。

これを知った小倉城の担当者が大神さんにオファーを出し、武将隊に参加することになりました。
大神さん「小さい頃からいつも遊びに行っていた小倉城ですからなにか恩返しがしたいなと思っていましたから、これは運命だろうと受け入れました」
殺陣のシーンなど大河ドラマにも出たプロの役者の迫真の演技は多くの観客を魅了していました。

お茶目な一面も「今回だけで終わらせない」

ただ、細川忠興の妻、玉との出会いのシーンになるとこんな一面も・・・。
大神さん「な!くそかわいい、まじでめちゃくちゃかわいいんですけど」
小倉城武将隊にとって記念となる初舞台、観客からは温かい拍手が送られました。
大神さん「武将隊はやっぱり今回だけでは終わらせず、次回は武蔵小次郎編というのがありますし、色々作れたら良いかなと思います」
北九州市を盛り上げる小倉城武将隊。次の新作は来年春の「小倉城桜まつり」で披露される予定です。

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