福岡市は、「水道水から異臭がする」という市民からの苦情が、約５００件寄せられていることを明らかにしました。
市民から苦情電話が約５００件
福岡市水道局によりますと、今月２７日から「水道水がカビ臭い」「土のようなにおいがする」といった市民からの苦情の電話が約５００件相次ぎました。
影響は西区を除く６つの区
影響が出ているのは、福岡市南区の高宮浄水場から水を供給している西区を除いた６つの区です。取水している那珂川に、周辺のため池からにおいを発する藻類が大量に流れ込んだことが原因とみられています。
福岡市「健康への影響はない」
おととい、高宮浄水場でにおいの原因物質の濃度を測定したところ、基準値の２倍を超えていました。水を飲んでも健康への影響はないとしていて、気になる場合は５分から６分煮沸すると、においが取れるということです。
福岡市水道局は、取水先を切り替えるなどの対応を取っていて、１２月１日までには全ての地域で水質が改善する見込みです。
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