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「鳥インフル発生」広がる波紋 休園する公園 たまごの値段は? 困惑する養鶏農家

もうすぐクリスマス、ケーキやローストチキンにも値上げの波が押し寄せていますが、今後「鳥インフルエンザ」が拡大すれば、さらに影響が広がる恐れもあり、警戒が高まっています。

確定すれば福岡では2例目

RKB岩本大志「福岡市の海の中道海浜公園でも、鳥インフルエンザの疑いが確認されました」
福岡市東区の海の中道海浜公園で7日、飼育していたコブハクチョウ1羽が衰弱しているのが見つかり、簡易検査の結果鳥インフルエンザの疑いが確認されました。現在、遺伝子検査を進めていますが、動物を飼育するエリアは8日から休園となっています。

鳥インフルエンザが確定すれば、2020年に宗像の養鶏場で発生して以来、福岡県内では2例目となります。
RKB渡辺正人「鳥インフルエンザが確認された養鶏場です。白い防護服を着た人たちがニワトリの処分を行っています」
今週、佐賀県では5年ぶりに鳥インフルエンザが確認され、養鶏場で飼育していた約3万羽のニワトリが処分されました。感染拡大への警戒が各地で高まっています。

福岡市動物園では「鳥の観覧」中止に

困惑する養鶏農家

物価の優等生・たまごの価格が上昇

福岡県糸島市にある養鶏場です。現在約8500羽のニワトリを飼育していますが、全国的な鳥インフルの発生を受け、消毒の石灰を散布するなど対策に追われています。
緑の農園 早瀬憲一代表「今年の出方は異常。関連がないところで同時多発で出ているので、広がっていくのではという懸念がある。災害、人間がどうにかできる域を超えているものと捉えて、対策をしていくしかないと思っています」

物価の優等生・たまごの価格が上昇

こうした中、長年「物価の優等生」と呼ばれてきた「たまご」の価格が上がり続けています。
エムズ美和台店 久松浩一店長「以前は白のL玉を198円で売っていたんですが、今は229円。12月になったら、クリスマスケーキで使用する機会も多くなるので、その影響もあって値段が下がらない状況に陥っています」 買い物客「値段が上がったのは感じます。高いな、と思います」

JA全農たまごの調べによりますと、12月の福岡地区での「たまごMサイズ」1キログラムの相場価格は283円で、去年同月比で80円以上も上がっています。最大の要因はニワトリのエサ代で、円安や輸送費の上昇で2年前より5割上がっています。鶏卵の卸業者によると、これから鳥インフルエンザの影響も加わり、相場価格はさらに上がる可能性が高いということです。
エムズ美和台店 久松浩一店長「エサ代の坑道が一番の原因かなと。鳥インフルで殺処分が出てきているので、影響がかなり出てきている」

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