鷹匠みさと、21歳の春
鷹匠みさと、21歳の春。鷹を操りカラスやハトなどの害鳥を排除する。佐賀県武雄市に住む石橋美里さん(21)は、今や全国的にも有名な女性鷹匠。全国放送のテレビ番組でもその活躍が紹介される有名鷹匠だ。鷹匠とはいっても美里さんの場合、日本古来の鷹匠の伝統を継承してきたわけではない。美里さんと鷹との出会いは・・・。
父・秀敏さん(49)がタイ・バンコクへ仕事で赴任していたとき家族で歩いたバンコクのフリーマーケット、そこで美里さんは、初めて鷹をみて虜になった。帰国して9歳で鷹をペットにし、父の秀敏さんと独学で鷹匠の技法を学んできたのだ。小学生のとき飼った大好きな鷹がハリスホークの『桃太郎』こと桃ちゃん。最初はペットとして飛ばして遊ぶだけだったが、次第に害鳥駆除などの仕事を引き受けるようになった。その桃ちゃんも今は12歳。今では有明海の海苔養殖業者から海苔の新芽を食べるカモの排除やハトの糞害に悩む流通関係の業者からも依頼が殺到し、活躍の場所は佐賀・福岡はもちろん、九州から日本全国へと広がった。この3月には東京渋谷区からの依頼で渋谷センター街のカラスを追い払う試みにも参加。21歳美里さんは新しい鷹匠の形を目指して、今日も鷹を飛ばす。
(制作 : RKB毎日放送 プロデューサー:吉村 聡志 ディレクター:田崎 尚登)
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