PageTopButton

虫めがねの先に見えるもの~昆虫学者・丸山宗利~

新進気鋭の昆虫学者・丸山宗利さん。(九州大学・助教)
人間よりもあらゆることを先に虫が経験していることを自著「昆虫はすごい」で披露。この本は昆虫学者が書いた新書としては異例の13万部のベストセラーに。アリに共生して生きる昆虫(ハネカクシやツノゼミ)の研究を行っている。昆虫は人間よりもかなり昔から存在しているが、アリやシロアリは人間のような社会を作り、狩猟採集、農業、建築、恋の駆け引き、戦争(争いごと)などといった、人間社会と同じようなシステムを使って生態系を作っている。「アリの巣に共生する昆虫には生きるための生存戦略を練った賢い生き方」があるという。彼は虫めがねの先に何を見ているのか…。闘争や寄生など、「自然は全て駆け引き」によって成り立っているという。そこには我々人間が毎日を生きるヒントが隠されているのかもしれない。小さくて複雑な「虫の世界」を追い続ける新進気鋭の研究者の日常を取材する。
(制作:RKB毎日放送/ディレクター:吉村 聡志)

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう