お笑いを一席
きっかけは佐世保でおこった小学生のかなしい事件・・・。ビートたけしやザ・ドリフターズなどなど、超のつく人気者たちと数々のお笑い番組を作ってきた放送作家の海老原靖芳さん(63歳)は、故郷佐世保に戻ったのを機に子供たちに落語を教えることにしました。それは事件に心を痛めていた海老原さんが、子供たちが少しでも傷つかない生活ができるよう、自分が今までかかわっていたお笑いでできることがないか?と考えた末の事でした。小学3年生から高校生まで・・・個性派の子供たちが集まりました。落語なんて初めての子ばかりです。落語の噺はオリジナル、佐世保弁もまじえその子にあった噺を、海老原さんが書き下ろし一人一人に向かい合い指導します。そして、子供たちは大勢の観客が見つめる落語会に挑みました。落語はたった一人きりの舞台、誰も助けてくれません。その上、プロの落語家の前座なのですから、プレッシャーは相当なものです。こんな落語会、きっと日本中でここだけのはず・・・。ドキドキの経験で子供たちはどんな風に変わっていくのでしょうか?佐世保かっちえて落語会。さあ、お笑いを一席。佐世保の子供達が海老原さんの噺でご機嫌をうかがいます。
(制作:NBC長崎放送 / ディレクター:宮路 りか)
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