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「線」の世界に潜る

ビジネス

篠崎理一郎さん(29)は鹿児島県姶良市生まれ。大学時代は数学を専攻していたが、美術部に入部したことがきっかけでアートの世界に足を踏み入れた。
はじめは油絵を専門としていたが、下書きで描く「線画」に面白さを見出し、ドローイング作品に転向。黒のボールペンやマジックペンを駆使して、主に日常風景や町並み、人物・自然を描き、その作品は見る者の想像力を掻き立てる。
2012年頃からアーティスト活動を本格的にはじめた篠崎さんは、県内外の展覧会やアートプロジェクトに参加してきた。彼の独創的な作風に惹かれ、さまざまな業界からオファーが舞い込んでくる。本の挿絵やミュージシャンのCDジャケット、アメリカのブランド製品のデザインを担当したことも。近年では平面のキャンバスの上だけでなく、木材や布などあらゆる媒体に写し変え、作品に仕上げている。また、篠崎さんの活動に感銘を受けた企業や団体とともに、今までにないコンセプトの展覧会やイベントを企画している。アートの新しいかたちを模索し、鹿児島から世界に向けて発信し続ける篠崎さんの活動を追った。
(製作:MBC南日本放送 / 藏屋麟之介)

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