7月、須崎に新しい店がオープンし、昼時は行列もできているというウワサをキャッチ。早速行ってみました!
店の前に券売機があり、左のドアから入るとアジフライ定食店「食事 満福」。右のドアから入るとつけそば店「麺 満福」という構成。今回はまず「食事 満福」のほうへ入店! 店内はカウンター席が並んでいて気軽な雰囲気です。
もともとこちらは熊本の唐揚げ店による新しい業態の店で、「トップシェフが定食を本気で作ったらどこまでできるか」をコンセプトに、熊本の日本料理店「新屋敷 幸福論」の店主・都原慎司さんが一からメニュー開発に携わっているのが特徴です。「新屋敷 幸福論」といえば、ミシュランで2つ星を獲得した名店。現在も月に数回は都原さんが調理場に入り、料理のチェックを行なっているそう。ミシュラン星付きの店が手がけた料理をリーズナブルに、そして気軽に味わえるなんて! オトク感満載です。
早速「アジフライ定食」(並1,000円)の登場です。サックサクの衣の中は、アジフライの聖地・長崎県松浦から直送される真アジ。脂がしっかりのった、ジューシーなアジの旨味が口いっぱいに広がります。少しほろ苦さを感じる大人のタルタルソースは、都原さんがフランスの和食店での経験もあることから、セルフィーユ、ケッパー、エシャロットなどフレンチでよく使われる食材を使用。アツアツのアジフライとタルタルソースだけでご飯が進む進む~!
定食に付くフワフワの生揚げ豆腐は、福岡の老舗豆腐工場に特注したもので生姜醤油でいただくと絶品です。また季節の小鉢や、やや硬めに炊いた熊本「森のくまさん」や北海道「ななつぼし」などのご飯、赤だしまで、すべて都原さんが監修。トップシェフがこだわり抜いた定食はボリュームがありつつも、丁寧に作られたことが伝わる上品な味わいです。
つけそばも気になってしまい、翌日も訪問して「つけそば(とり天付き)」(1,000円)をいただきました。ツヤツヤの麺は、明治35年創業の富喜製麺所から仕入れています。まず藻塩をつけてそのままツルッといただくと、北海道の小麦粉を使った風味豊かな麺そのものの味を堪能できます。麺を浸している昆布水は、羅臼昆布と真昆布を和の技法で旨味を最大限に引き出したもので、澄んでいるけれど驚くほどしっかりと旨味を感じました。
そばのつけダレも都原さんが監修しています。煮干しオイルやイワシなどの魚介に漬けた醤油を使ったスープを、鰹ベースの出汁で割ったもので魚介の凝縮された旨味がたまりません。つけダレは、セットのとり天をつけて味わうのもおすすめ。最後はつけダレに昆布水を加えて、滋味深い味わいをとことん堪能しました。
アジフライとつけそば、ふたつの魅力に出会える「満福」。今日はどちらの扉を開けようか……悩ましいお店です。
《食事 満福》
福岡市博多区須崎町 10-4
080-3735-6632
《麺 満福》
福岡市博多区須崎町 10-4
080-3735-6632
ジャンル:定食・食堂
住所:福岡市博多区須崎町 10-4
電話番号:080-3735-6632
営業時間:11:00~OS14:00/17:30~OS21:00
定休日:不定
席数:カウンター11席
個室:なし
メニュー:アジフライ定食1,000円、アジフライ1枚180円、いかしゅうまい3個300円、揚とんそく500円、胡麻と蜂蜜の手羽中500円
URL:https://www.instagram.com/shokuji_manpuku/
ジャンル:蕎麦
住所:福岡市博多区須崎町 10-4
電話番号:080-3735-6632
営業時間:11:30~OS14:00/17:30~OS20:30
定休日:不定
席数:テーブル6席
個室:なし
メニュー:つけそば(とり天付き)1,000円、煮卵100円、九条ネギ増し150円、ミニとり天丼400円
URL:https://www.instagram.com/shokuji_manpuku/
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