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久しぶりに“冬らしい冬”がやってきました。福岡管区気象台が発表した2022年12月から2023年の2月までの気温予報によると、今冬の平均気温は「平年並みか平年よりも低い」そうです。とくに1月が冷えるそうなのでご注意を…。今回はそんな寒い冬にぴったりの、あったか和スイーツのど定番「ぜんざい」をおすすめします。
いま、あんこ好きが急増中
近年、国内のみならず海外でも人気を誇る「あんこスイーツ」。美味しいのはもちろん、食物繊維やポリフェノールが多く、洋菓子よりも低脂質でヘルシーな食べ物として人気があります。
またあんこといえば、乳製品やパン類、果物など幅広い食材と相性も良くメニューの汎用性が高いことから、カフェスイーツとしても大人気です。
昨年「STARBUCKS COFFEE」のメニューにもあんバターサンドが加わりもはや定番的スイーツに。SNSでもよく見かけますよね。そして今年はカルチャー誌の『BRUTUS』が全国のあんこスイーツを特集する“なにしろあんこ好きなもので。”の第2弾を発売し話題となっていました(あんこスイーツ掲載数なんと217品!)。
見た目も味もどこか懐かしく、見ているだけでほっこり和むあんこスイーツは今後さらに注目すべき存在です。
またあんこといえば、乳製品やパン類、果物など幅広い食材と相性も良くメニューの汎用性が高いことから、カフェスイーツとしても大人気です。
昨年「STARBUCKS COFFEE」のメニューにもあんバターサンドが加わりもはや定番的スイーツに。SNSでもよく見かけますよね。そして今年はカルチャー誌の『BRUTUS』が全国のあんこスイーツを特集する“なにしろあんこ好きなもので。”の第2弾を発売し話題となっていました(あんこスイーツ掲載数なんと217品!)。
見た目も味もどこか懐かしく、見ているだけでほっこり和むあんこスイーツは今後さらに注目すべき存在です。
「ぜんざい」と「おしるこ」の違いは?
いまチェックしておくべき福岡人気店の「ぜんざい」の前に…「ぜんざい」と「おしるこ」の違いをおさらいしましょう。どちらもあんこと餅を使ったスイーツなのですが、みなさんは細かな違いをご存知ですか?
西日本における違いはあんこの種類にあり、“つぶあん”と“こしあん”のどちらを使っているかということです。写真は「おしるこ」。こしあんを、水と砂糖を使いのばして煮たもので甘い汁を楽しみます。
「ぜんざい」はつぶあんを、少なめの水と砂糖を使い煮たもので小豆を楽しみます。皮のままの小豆を使っており、より栄養価の高い「ぜんざい」でこの寒い冬を乗りきりましょう!
専門店から有名和食店まで、本格派のこだわりぜんざい5選
福岡であんこといえば…という銘菓から、知る人ぞ知る地元の名店まで作り手のこだわりを感じる逸品をラインナップ。餅のようで餅じゃない!?変わり種もご紹介します。
70年以上続く、ぜんざいの専門店「中洲ぜんざい」/福岡市博多区上川端町
ぜんざい500円
まずは専門店のあの味から。櫛田神社すぐそばで約70年以上続く「中洲ぜんざい」の看板メニューです。現在は、3代目の横道千枝さんが切り盛りしており、昔ながらの味を守り続けています。
注文と同時に焼く餅と、温め直す時の小豆の香りに食べる前から癒される一品。あんこには北海道産の大納言小豆を使っており、ホクホクとした食感が特徴です。しっかり甘めで濃厚なあんこに、芳ばしく焼かれた餅の風味がよく合います。
まずは専門店のあの味から。櫛田神社すぐそばで約70年以上続く「中洲ぜんざい」の看板メニューです。現在は、3代目の横道千枝さんが切り盛りしており、昔ながらの味を守り続けています。
注文と同時に焼く餅と、温め直す時の小豆の香りに食べる前から癒される一品。あんこには北海道産の大納言小豆を使っており、ホクホクとした食感が特徴です。しっかり甘めで濃厚なあんこに、芳ばしく焼かれた餅の風味がよく合います。
中洲ぜんざい
住所:福岡市博多区上川端町3-15 [MAP] 電話:092-291-6350
住所:福岡市博多区上川端町3-15 [MAP] 電話:092-291-6350
黒田藩御用達の和菓子店「加美家(かみや)製菓」/福岡市中央区唐人町
ぜんざい650円
もうひとつ老舗の味で唐人町商店街にあるこちらも外せません。享保年間より歴代黒田藩の御用を勤めたという和菓子店の名物。大納言小豆をふんだんに使った、おしるこに近いサラサラ系ぜんざいです。
甘いものが苦手な人にもいい優しい甘さが魅力。餅はあえて焼かずに、餅米の旨みや甘さ、ふっくらとした食感を楽しむ一品です。付け合わせが3種類あったり、セットのほうじ茶とは別で食前に梅昆布茶が付くのも嬉しいところ。
もうひとつ老舗の味で唐人町商店街にあるこちらも外せません。享保年間より歴代黒田藩の御用を勤めたという和菓子店の名物。大納言小豆をふんだんに使った、おしるこに近いサラサラ系ぜんざいです。
甘いものが苦手な人にもいい優しい甘さが魅力。餅はあえて焼かずに、餅米の旨みや甘さ、ふっくらとした食感を楽しむ一品です。付け合わせが3種類あったり、セットのほうじ茶とは別で食前に梅昆布茶が付くのも嬉しいところ。
ちょっと贅沢な甘味処「博多 鈴懸本店」/福岡市博多区上川端町
安納芋のぜんざい890円
ちょっと贅沢なスイーツを食べたいという時におすすめなのが、鈴懸本店のカフェで冬季限定メニューとして提供されている「安納芋のぜんざい」。
北海道産の小豆を使用したあんこに、焼きたての餅と安納芋がごろごろ入っています。安納芋は素朴な甘さでほくほくねっとりとした食感がたまりません。ふっくら柔らかく煮た甘い小豆も食べ応え満点なのでメインにもなるスイーツです。塩昆布とほうじ茶がセットで付きます。
ちょっと贅沢なスイーツを食べたいという時におすすめなのが、鈴懸本店のカフェで冬季限定メニューとして提供されている「安納芋のぜんざい」。
北海道産の小豆を使用したあんこに、焼きたての餅と安納芋がごろごろ入っています。安納芋は素朴な甘さでほくほくねっとりとした食感がたまりません。ふっくら柔らかく煮た甘い小豆も食べ応え満点なのでメインにもなるスイーツです。塩昆布とほうじ茶がセットで付きます。
名店の隠れ名物「筥崎とろろ 高宮通り店」/福岡市南区野間
ぜんざい350円
最後のふたつは和食店の隠れた逸品を。ひとつ目は筥崎宮からほど近くにある築100年の古民家で味わう自然薯料理屋「筥崎とろろ」のコースの締めとして提供されているぜんざい。杵でついた焼き餅入りで、創業当時からの名物です。
あんこには大小異なるサイズの小豆を使っており、一粒ずつ違った食感が楽しめます。いい具合についた焦げ目も美味。箸休めにいただく塩辛いたくわんも昔ながらの味わいで好印象です。女将いわく「本店より高宮店が美味しいわよ」とのこと。まずは高宮店で、作り手自慢の強いコクを味わってみてください。
最後のふたつは和食店の隠れた逸品を。ひとつ目は筥崎宮からほど近くにある築100年の古民家で味わう自然薯料理屋「筥崎とろろ」のコースの締めとして提供されているぜんざい。杵でついた焼き餅入りで、創業当時からの名物です。
あんこには大小異なるサイズの小豆を使っており、一粒ずつ違った食感が楽しめます。いい具合についた焦げ目も美味。箸休めにいただく塩辛いたくわんも昔ながらの味わいで好印象です。女将いわく「本店より高宮店が美味しいわよ」とのこと。まずは高宮店で、作り手自慢の強いコクを味わってみてください。
蕎麦屋の個性派ぜんざい「信州そば むらた」/福岡市博多区冷泉町
むらたのぜんざい650円
ふたつ目は、櫛田神社すぐそばにある福岡を代表する蕎麦屋「むらた」の個性派ぜんざい。餅ではなく、自家製粉による手挽きのそば団子(そばがき)を使ったぜんざいです。
大きなそば団子はもっちもちで食べ応えあり、そば粉の強い風味が特徴です。北海道産の小豆はぷるぷる艶やかで、皮の歯応えを適度に残した柔らかさがポイント。しっかり甘さがありながら、後味はスッキリ。素材本来の旨みを思う存分味わえる一品です。
ふたつ目は、櫛田神社すぐそばにある福岡を代表する蕎麦屋「むらた」の個性派ぜんざい。餅ではなく、自家製粉による手挽きのそば団子(そばがき)を使ったぜんざいです。
大きなそば団子はもっちもちで食べ応えあり、そば粉の強い風味が特徴です。北海道産の小豆はぷるぷる艶やかで、皮の歯応えを適度に残した柔らかさがポイント。しっかり甘さがありながら、後味はスッキリ。素材本来の旨みを思う存分味わえる一品です。
寒い冬の日の疲れた体を癒してくれる「ぜんざい」
福岡の「ぜんざい」は比較的サラサラしていて後を引かない甘さ。数あるあんこスイーツの中でも小豆の味をしっかりと感じられる魅力的なメニューです。みなさんもぜひお出かけついでに、優しい甘さが体に染みる冬のおやつを楽しんでみてください。
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