福岡の人たちが仕事始めに参拝することで有名な十日恵比須神社。県庁や九大病院近くの東公園の中にあり、これまで毎年行われていた正月大祭では、通常開催時100万人の参拝者が訪れる、商売繁盛にご利益がある神社です。
新型コロナウイルスの影響で、露店の出店や福引など2年間中止していましたが、創建から432年目になる、2023年の正月大祭では、まだ深夜時間は一部短縮しますが3年ぶりに露店奉納行事、大祭期間中の福引が復活します。そこで、十日恵比須神社について改めて紹介、正月大祭の楽しみ方を案内します。
十日恵比須神社とは?
創建は1592年。「えびす様」と「だいこく様」という呼び名で親しまれている事代主大神(ことしろぬしのおおかみ)と大國主大神(おおくにぬしのおおかみ)の二柱をお祀りしている神社です。
正月三が日を過ぎて福博の街で最初に行われるお祭り「正月大祭」が有名で、2023年は1月8日(日)~11日(水)の4日間行われ、今年一年間の商売繁昌、家内安全、交通安全、漁業繁栄などをお願いするお祭りです。
開催概要・期間
■開催期間:2023年1月8日(日)~1月11日(水)
■開催時間:1月8日/10:00 ~ 23:00、1月9日/9:00 ~ 24:00、1月10日/9:00 ~ 24:00、1月11日/9:00 ~ 21:00 ※深夜時間が一部短縮となっています。
■開催場所:十日恵比須神社(福岡市博多区東公園7-1)[MAP]
■交通アクセス:JR鹿児島本線「吉塚駅」(徒歩約5分)/福岡市営地下鉄「千代県庁口駅」(徒歩約5分)※神社境内に駐車場はございません。最寄りのパーキングをご利用ください。
■問い合わせ:TEL:092-651-1563
十日恵比須正月大祭の楽しみ方
正月大祭は、祭典や祈願、お守り授与や縁起物授与などの行事がありますが、その中から特にまずはおさえてほしいポイントを紹介。
ピックアップした楽しみ方以外にも、祈願を受けたり縁起物を受け取ったり、御朱印をいただいたり・・・と年始めの運試しと一緒に、十日恵比須神社を満喫してくださいね。福引
福引(初穂料 3,000円/1回)
正月大祭に訪れる人達に人気なのが、福引です。十日恵比須神社を訪れたら、露店を突っ切って神社を目指し、まずその年の運試しで福引に並びます。(露店は帰りに寄ります)
福引きを引くと、世話人の「大当たりー!」の声が境内に響き、福笹と一緒に「張子の福起こし」、「福寄せ」、「干支」、「金蔵」、「そろばん」等、縁起の良いものが当たります。
私は過去に「えびす様の日めくりカレンダー」や「金の御朱印帳」が当たりました!必ずなにか福(縁起物)が当たる福引なので、運試しにぜひやってみてください。
おみくじ
十日恵比須神社のおみくじは、楽しいおみくじばかり。どのおみくじにするか迷います。私は博多弁で書かれた「めでたいみくじ」をおすすめします!
「恵比須みくじ」(初穂料:200円)
えびす様・だいこく様・古銭など7種類のお守りがどれか一つ入っているおみくじ。
「招き猫みくじ」(初穂料:200円)
金、赤、緑、白、黄、黒・グレー、ピンクの7色の招き猫のいずれかが入っており、上げている手と色によってそれぞれ御利益があります。受けた招き猫は財布に入れて大切にしてください。
「めでたいみくじ」(初穂料:100円)
十日恵比須神社オリジナルのおみくじ。鯛のカタチをしたおみくじで、運勢はぜんぶ博多弁で書いてある、ちょっとかわいいおみくじです。ネイティブな博多弁で読んでみてください。
露店・フードなど
十日恵比須神社の太郎良(たろうら)さんに伺ったところ「2023年の正月大祭は、??3年ぶりに通常の規模で開催致します。深夜の時間は一部短縮となりますが、マスクなどの感染対策をとって、無理のないようにご参拝ください。皆様のご参拝をお待ちいたしております。」とのこと。
十日恵比須神社の福引が中止になり、いつも飾っていた縁起物がなくて寂しい、仕事始めをした気がしないなどといった声もあったそうです。毎年福引で縁起物を引き当てていた人も、今年初めての人も3年ぶりの福引で、ぜひ運試しをしてみてくださいね!
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この記事を書いたひと
山内亜紀子
福岡の情報誌とWEBメディアにて編集・ライターを勤めた後、現在フリーの広報、ライターとして主に映画、グルメ、旅行、イベント等のコラムを執筆中。