ワンランク上のアウトドアライフを楽しみたい方のために「キャンピングカーで行く美味しい旅」をご提案。設備の整ったキャンピングカーで快適なドライブを楽しみながら注目スポットを訪ねます。
第3回はレトロな街並みが残る門司港へ。さあ、いよいよお出かけシーズンの到来。美味しいものを求めてドライブしませんか?
関門海峡のたもとにある門司港は、明治から昭和にかけて国際貿易の拠点として発展し、横浜や神戸と並んで「日本三大港」のひとつとして栄えた港町。レンガ造りの建物など、当時を偲ばせるレトロな街並みが残り、たくさんの観光客でにぎわっています。今回は、レトロ建築で地元グルメが楽しめるとっておきのスポットを訪ねました。
高級料亭「三宜楼茶寮 KAITO」で関門ふぐを味わう
街並みを歩くだけでもレトロな雰囲気を味わえますが、建物の中に入ってみるとさらに古き良き時代を体感することができます。明治半ばに創業した高級料亭「三宜楼茶寮 KAITO」もそのひとつ。港町として栄えた門司港において、ここ「三宜楼」は大企業や役所の人々の社交場としての重要な役割を果たしていたのだとか。木造3階建てという規模の大きさにも圧倒されますが、細かい細工を施した欄間や下地窓など、その意匠の素晴らしさは筆舌に尽くしがたいほど。当時の職人の高度な技が随所にちりばめられています。
館内は見学のみも可能ですが、せっかくならゆっくりと食事やお茶を楽しむのがおすすめ。コロナにより休止していた食事処を、昨年11月から回転ずしでも知られる地元の人気店「海人」が引き継いで運営を再開。ランチはとらふぐ刺身、ふぐ唐揚げ、ふぐ握りなどが付いた「ふぐ御膳」(3,850円)と、ふぐ握りのかわりにふぐちり鍋、雑炊が付いた「ふぐ御膳」(5,500円)、「ふぐ天重」(3,300円)の3種、夜はとらふぐのフルコースが11,000円から楽しめます。昼の「ふぐ天重」以外は昼・夜ともに要予約です。
高級なとらふぐをこんな贅沢な空間でいただくと、美味しさもひと際。まだあまり知られていないそうで、混み合ってなかったので個室でゆっくりと過ごさせてもらいました。なお、喫茶は予約なしでも利用可能で、抹茶とお菓子のセット(700円)などが味わえます。
門司港名物バナナのパフェでおやつタイム
昼食後、街を散策していたら、ちょうどおやつタイムになりました。門司港といえば「バナナの叩き売り」発祥の地ということで、JR門司港駅前に記念碑立っていたり、週末に叩き売りの実演があったり、バナナを使ったメニューをあちこちで見かけます。
今回は、レンガが美しい旧門司港税関1階にあるパフェの人気店「Fruit Factory Mooon de Retro(フルーツファクトリー モーンデレトロ)」にお邪魔して「焼きバナナパフェ」をいただくことにします。
こちらはフルーツ専門店が手掛ける人気のパフェ店で、北九州市内に5店舗ありますが、「焼きバナナパフェ」(880円)は門司港レトロ店の限定メニュー。焦がしたバナナがたっぷりと乗って、食べ応えがあります。他にもフルーツ専門店らしく旬のフルーツを使ったパフェが10数種。ちょうど今の時期はイチゴやデコポンが食べごろでした。
店頭では季節のフルーツやドライフルーツ、ジャム、ジュレ、スイーツなども販売されていて、おみやげにもよさそうです。また、パニーニ(600円~)など軽い食事もあります。
店内は小ぢんまりとしていますが、テラス席もたくさんあるので、レトロ散策の合間に是非立ち寄りたいスポット。ただし、週末はかなり混み合うので、レトロな街並みを眺めながらのんびりとパフェができるのを待ちましょう。
今回の旅のキャンピングカーは、”ボーダーバンクス”。ウッディで明るい室内は、広々としていて快適そのもの。ラグジュアリー感たっぷりで、セレブ気分が味わえます。
門司港散策時は、「門司港レトロ バス駐車場」に駐車しました。こちらの利用は事前申し込みが必要です。(問い合わせ:門司港レトロ総合インフォメーション093-321-4151)
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