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大王わさび農場 ~ 安曇野市

暮らし

開拓100年を超えた、世界最大の(広さ15ヘクタール)のわさび田が「大王わさび農場」。
一面に広がるわさび田とわさびに関する体験、そしてわさびグルメ…と、まさにわさびのテーマパークです。
農場を運営している(有)大王・観光課課長の川上清さんに、「お気に入りのスポットも含めて案内してください…」とお願いしたら、いきなり正面玄関の外に連れ出されました。
実は、大王わさび農場に入る時に、背中側の景色を見るのがおすすめだと。
「安曇野のなかでも、北アルプスがしっかり広く見える数少ない場所」なんだそうです。
安曇野のシンボルである常念岳。安曇野からはテント型に見える標高2800mの美しい山。
その右のほうの富士山みたいな形が有明山。その奥が燕岳(つばくろだけ)。
有明のすぐ左が大天井岳。常念より低く見えるけど奥になるからなんだそう。
さらにお天気がよければ右奥に白馬の山々も…。

取材に伺った6月初めは雪形が出てる時期。常念岳の左にある蝶ヶ岳。
名前の由来になっている蝶の形が出てますよ。
左の電信柱の上の方、山頂近くに白く蝶の羽っぽいのが…。わかるかなあ。

「わさび田だけでない、山を一望できるのも大王わさび農場のおすすめポイント」と、川上課長。
わさびの前にすごいごちそうがあったんですね…。

場内は、幅80mくらいの水の流れの中で、わさびがすくすく育っている風景が広がります。
ゴールデンウィーク以降は日よけのためのネットがかけられているので、表面は黒いメッシュ。
その下に、わさびが涼しい顔して並んでいます。

また取材時には、今年から端午の節句に合わせて泳がせるようになった鯉のぼりたちが。
10月からは日よけネットがなくなるので、緑になりますよ。
そして、3月にはわさびの白い花が咲きほこります。

川のように見えるけれど、場内の水はすべて湧き水。
「一ヶ所から湧いてるのではなく、畑全体から湧いているんです」と、川上課長。
その水量は、1秒間に2トンだそうです~!水が湧きている場所は、そこここで確認できます。
ぽこぽこっと泡が出て、水の輪ができて、「ああ、そこで水が生まれてるのね」と、感激。

きれいな水なので、ヤマメもいるし、梅花藻も育ってます。
両方、きれいな水でないと生きていけない生きものなのです。

手足を浸せる場所もあり、ひんやり気持ちいい~。
ひんやり過ぎて、30秒も手を付けてられません(汗)。
水温は年中12~13℃で、夏はひんやり、冬はあたたかめに感じられます。

川上課長が、「湧き水といえど、一ヶ所にとどまっていると水温が上がるので、常に水を動かす工夫がされています」と教えてくれました。
わさびの間の水路ごとの傾斜+農場全体の5度の傾斜で流れを作っているそう。
人の工夫と力と自然の力が活かされた、とっても面白くて気持ちのいい場所です。

名物のわさびソフトクリームやわさびコロッケもチャレンジポイントです。
新しくなったトイレもすてきです。

□ 大王わさび農場 →
https://www.daiowasabi.co.jp/
□ 安曇野市観光協会 →
https://www.azumino-e-tabi.net/
□ 長野県公式観光サイト →
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

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